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聖火リレールポ 中国人への違和感と深い落胆 沿道の商店、緊張の1日
2008.5.4 22:04
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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赤い嵐のようだった-。無数の中国国旗「五星紅旗」が翻った4月26日の長野市の聖火リレーが市民に
残したのは、中国人への違和感と深い落胆。10年前の長野五輪の感動はどこに…。静寂を取り戻した
善光寺の門前町をルポした。(坂井広志、水内茂幸、原川貴郎)
沿道の商店関係者にとっては緊張の1日だった。
JR長野駅前の宝飾店店長、山口浩さん(36)はその朝、午前8時に出勤した。通常は10時開店だが、
暴徒にショーウインドーを割られてはいけないと考えたからだ。すでに店の前は、中国人と中国の赤い旗で
埋め尽くされ、チベット人支援者とにらみ合っていた。「中国人の威圧感は半端じゃなくて歩くのも怖かった」。
店の近くを聖火が通過したのは午前8時45分ごろ。その後もにらみ合いが続き、店を開けられたのは、
11時近くになってからだった。
沿道のコンビニには早朝から数百人の中国人が集結。店内のトイレに長い列ができ、おにぎりやパンは
あっという間に売り切れた。オーナーの三沢忠昭さん(63)は「店ののぼりざおを貸してほしいと頼まれて
困りましたね」。
ところが、この大応援団は聖火リレーを見送って半時間ほどで忽然(こつぜん)と姿を消した。山口さんは
「不思議なほどサーッと人がいなくなりました。よほど組織されていたんですかね…」と話す。
中国人応援団は26日未明から大型バスで各地から続々と到着したという。各集団には号令をかける
リーダーが確認されている。
早朝にマイクロバスが5人ずつ沿道各所に中国人を降ろして回るのを目撃したという男性会社員(31)は、
「『ニイハオ』とあいさつされたから『ニイハオ』と応じたけど、絶対組織されているよね」と指摘する。
中国人の集団が目立つ一方で、一般の長野市民にとっては聖火リレーの沿道は近づきがたい場所だった。
長野駅近くに住む自営業の女性(34)は早朝のテレビで、駅前の異様な光景に不安を覚え、沿道での応援を
急遽(きゆうきよ)取りやめた。「だって赤い旗ばかりでしょ」。市内の主婦(30)は、長男の通う幼稚園から
「安全のためリレーに子供を連れていかないように」と注意を受け、家でテレビ中継を見た。女性会社員(56)は
善光寺参道の坂の上で早朝ウオーキング中に眼下に広がる赤い旗を見て、怖くなって沿道には近寄らなかった。
男性理容師(23)は「聖火ランナーが走り去った後、店の前で15分くらい警察官1人が30人ぐらいの中国人に
取り囲まれていました」と話す。
ゴールの若里公園近くに住む無職、杉本嗣人さん(63)は「10年前はすごかった。みんな長野五輪の楽しい
思い出を抱えている分だけ落胆が激しかった。共産圏が五輪を開くのはまだ無理ではないかな」と話していた。