08/05/04 20:34:53
ソース:人民報(依頼スレ38さんの依頼で記者が繁体記事を翻訳)
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私は”憤青(憤怒する青年)”を理解できる、私もやむを得ず憤青になったことがあるからだ。
あれは文化大革命の時代で、ちょうど高校を卒業するときだった。校長や普通の教師を吊
るし上げ正面から闘おうと強要され、何時からかも分からないが社会の全て、全員が一種の
不安と恐怖による局面を形成していたのである。
あの赤旗が林立し歓声が沸き立つ場面、どんなに残酷でも、どんなに非人間的な提案で
あっても、皆の声はこれ以上無いほどの”憤り”を表現し雷鳴のように轟いていた。私は
私自身がそうであったように、私の知る他の人も全て”憤り”を溜め込みそれから自分を守る
ために他人を傷つけていたのである。
一人の年老た教師は、中国共産党が打ち立てられる前は国民党に属して校長になっていた
ために、ある人が叫んだ。「国民党の残した悪人を消し去るぞ、こいつを打ち殺せ!」と。
そうしてこの老教師はその場で叩き殺されたのである。その時代のことは、今思い出しても
ぞっとする。
誰もが吊るし上げられないようにと慎重にしていたが、”5%階級”という敵を探し出すノルマ
を必ずこなさなければならなかったため、引っ張られていく人は絶えることが無かった。
当時ロシア語の教師がいたのだが、その教師からロシア語を学んでいた女の子がちょうど
校門から出て行こうとするのを私は見た。その子は非常に綺麗で、明るく朗らかで人を助け
ることが好きだったので先生から学友までみんな彼女のことが好きだった。
彼女はロシア語を話すことが出来たのでソ連のスパイとして学習した可能性があるのでは
ないかという人がいたので、彼女を自白させようと台の上まで引っ張っられていった。その子
は驚き、全身を震わせて大声で泣き叫んだ。
みんな、こんな指摘が事実無根であることは分かっていた。しかし会場にいた数千人もの
人々は意外にも誰も異議を唱えず本当のことを言えと整然と握りこぶしを高く掲げて叫んだ
のだ。「スパイを仕立てるソ連を打倒せよ!」、「命と鮮血を以って祖国を守るのだ!」と。
憤激と感情が高まっていき、それに気づいた者もその場に何人かは恐らくいただろうが、
誰もそれについて何もいう事は無く、誰もが大いに誤魔化していたその場の空気は正に異常
であった。
(>>2以降に続く)