08/05/03 10:23:59
★九州近海で韓国漁船の拿捕急増、タチウオ狙い違法操業
韓国漁船が九州周辺の日本領海や排他的経済水域(EEZ)で違法操業し、水産庁の取締船に拿捕(だほ)
されるケースが急増している。今年は4月末現在、11隻で、昨年1年間の8隻を上回っている。
ほとんどが、韓国で高級魚とされるタチウオを狙った済州島船籍のはえ縄漁船。水産庁九州漁業調整事務所
(福岡市)は、済州島近海の水産資源減少や漁船の燃料費高騰という苦境が違法操業へ走らせているとみて、
警戒を強めている。
同事務所によると、九州近海での韓国漁船拿捕は、2000年から昨年までは年間6~23件。00年代初頭は、
日本の農相が出した操業許可証を持たずに漁に出るなど初歩的ミスが目立っていたが、昨年からは済州島
のタチウオ漁船の悪質な違法操業が急増した。
今年に入って拿捕された11隻のうち9隻が済州島船籍。4月22日に長崎県・五島沖のEEZ内で拿捕された
「88プンソン」は、タチウオを986キロ取りながら、操業日誌に536キロ少なく記載した漁業主権法違反で
摘発された。
日本のEEZ内で操業を許可された漁船は割当量が決められており、日誌に少なく記載することで年間の
割当量(プンソンの場合タチウオ10・59トン)以上の漁獲を狙ったとみられる。
9隻のうちほかの5隻も同様に操業日誌にうそを記載。操業が禁止されている日本領海内でタチウオを
取っていた船や、EEZで割当量を超えて漁獲した船もあった。
済州特別自治道福岡観光事務所(福岡市)によると、タチウオは済州島の代表的な特産品で、刺し身、
焼き魚、煮込み料理にして料亭で出される。1キロ前後の大ぶりのものの場合、漁協が販売する相場は
約1万8000ウォン(約1800円)。
ところが、最近は済州島近くでは思うような漁獲がないという。
(図)URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
(2008年5月3日 読売新聞)
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