08/04/23 15:08:15
ジョン・フランクリン延世(ヨンセ)大教授(40)は最近、夭折した天才詩人・李箱(イ・サン)の
魅力に惹かれている。
並大抵の韓国人よりも韓国文学に詳しいこのアメリカ人教授にとって、李箱の諸作品は新鮮
な衝撃そのものだ。
「最近、李箱の『山村随筆』を英語に訳している。作品を見て、当時が文学的に豊かだった
時代ということが分かった。
日本による植民支配時代(1910-45年)を暗黒時代というが、少なくとも文化的にはそうで
はなかった」。
流ちょうな韓国語を話すフランクリン教授の目は輝いていた。
彼が訳している李箱の作品と解説は、米ハーバード大が出版する学術誌に掲載される予定
だ。
フランクリンさんは1987年に初めて韓国に来た後、延世大大学院で韓国文学を専攻し、
玄鎭健(ヒョン・ジンゴン)の小説で修士学位を取得した。
同大学アンダーウッド国際学部で教鞭を執ってすでに数年が経っている。
「英語のほうが楽なのでは」と尋ねると、「いや、韓国語も楽だ」と言って笑顔を見せた。
韓国人女性と結婚し、娘が一人いる。
フランクリン教授は韓国に根を下ろす考えだ。
6つの講義を担当し、研究も熱心だ。
最近では『韓国文学に表れた外国の意味』という本も出版した。
まずは英語で書いた後、知人と一緒に韓国語に訳した。
許?(ホ・ギュン)の『洪吉童伝』、李人稙(イ・インジク)の『血の涙』など、さまざまな韓国文献
から外国とかかわりのある部分を分析し、韓国人が外国をどのように理解してきたかを研究
した。
「韓国が外国を認識してきた方式を学問的に知りたかった。韓国に住みながら‘民族主義が
政治的に利用されている’という気がした。それで研究をしてみると、開花期以前の韓国では
国境線をベースに韓国と外国を区分する、といった具合の考え方はなかった。その代わり
『われわれと同じ文化圏でなければ蛮夷(ばんい)』といった感じだった。現在、韓国では単一
民族という概念が使われているが、政治的な理由から作り出されたものと思われる」。
「実は韓国社会ではかなり前から文化の混種性(hybridity:異質の諸要素が混ざって新しい
ものを創造すること)が明確に存在していた。ところが今の韓国社会を見ていると、そういうもの
を受け入れずにいるのではという気もする。特にキリスト教会が人生のすべてだという韓国人
の友達が、檀君(タングン、韓民族の始祖)を信じて韓国人が単一民族だという点を強調するの
はちょっと奇妙だ」。
>>2に続く
URLリンク(japanese.joins.com)
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