08/04/22 23:33:37
県立沖縄ろう学校中等部1年の謝敷加那子さん(13)=那覇市=に21日、
台湾の人気アイドルグループ「F4(エフ・スー)」から、励ましのメッセージや国語辞典の贈り物が届いた。
知的・聴覚障害のある加那子さんは、漢字を書くこともままならなかったが、
「F4」にあこがれ、メンバーの名前を漢字で書いたことをきっかけに、めきめきと漢字を習得。
母親のすみえさんは娘の成長を喜び「台湾の人たちにお礼を言いたい」と
翁長雄志那覇市長に手紙を書いて仲介を頼み、今回の交流につながった。
「F4」は4人組で、日本の人気漫画「花より男子」を台湾でドラマ化した「流星花園」に出演し、大ブレイク。
ドラマを見て大ファンになった加那子さんは、「F4」関連の雑誌を写すなどして、漢字を覚えていった。
すみえさんは、2007年9月に翁長市長に手紙を送付。感銘を受けた翁長市長が、
今年の琉球華僑総会主催の新年会で手紙を読み上げ、
その後、台北駐日経済文化代表処那覇分処(李宗明処長)を通して
加那子さんの話が「F4」のメンバーにも伝わった。
21日に那覇市役所で行われた贈呈式には加那子さんとすみえさんが出席。
「不完全なところがあることこそ、命の最も素晴らしいところ。どんなことも心の自由を妨げることはできません」との
メンバー直筆のメッセージや、「これからも漢字を一生懸命勉強してほしい」との
思いで託された台湾の国語辞典が翁長市長から手渡された。
加那子さんは「とってもうれしい。これからも漢字の勉強を頑張りたい」と笑顔見せた。
すみえさんは「漢字は書けないとあきらめていたが、F4の人たちが漢字を教えてくれた」と感謝した。
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