08/04/21 10:18:48
8月8日の北京オリンピック開幕を前に、メーンスタジアムとなる国家体育場
(愛称・鳥の巣)のこけら落としが行われるなど、北京市内は「ハードウエア」
に当たる「箱物」工事に拍車がかかっている。
しかしその一方で、「ソフトウエア」のほうが追いついていないという選手や
関係者の不満の声があふれた。
◆グラウンドに選手立入禁止
18日、男女20キロ競歩のテスト大会に出場した韓国・日本・オーストラリア
の選手約10人は、大会後、クーリングダウン(激しい運動後や試合後に心身
を平静に戻す軽い運動)のためサブグラウンドに入ろうとしたが、警備員に
追い返された。
警備員らは「入場させろという指示は受けていない」と言ったという。
韓国のパク・チルソン、キム・ヒョンソプ両選手は「試合後にクーリングダウン
の場所を提供するのは基本的な措置。選手たちはストレッチもできないまま
帰った」と話す。
「選手団のIDカードを見せても観光客と間違えて規制されるケースもある。
まだ教育・訓練が足りないようだ」という声もあった。
◆競技場はほこりまみれ
男子50キロ競歩が行われた19日は強い風が吹き、会場(2キロ循環コース)は
ほこりまみれになった。
会場の隣にあるオリンピック関連建築物の工事現場に防じんシートがほとん
どないため、工事用の砂などが会場まで風に乗ってきたのだ。
出場したイム・ジョンヒョン選手は「こぶし大の綿ぼこりもあった。わざとまき
散らされたかのように、ほこりは目に入り、髪が真っ白になったほど」と話す。
風がやんできたのは、選手たちが15キロ地点を通過していたころだ。
それまで選手たちはほこりをかぶり続けなければならなかった。
◆「バスを降りて歩いていって下さい」
20日のマラソンのプレ大会では、降りしきる雨の中、各国代表監督・コーチを
乗せた大会の公式伴走バスがスタジアムの外で関係者を降ろしたため、
不満の声が高まった。
競歩のプレ大会ではスタジアム内まで入っていった伴走バスが、この日は
スタジアムから100メートル離れた道路上で関係者を降ろした。
バスに乗っていた中国人監督・コーチが真っ先に抗議したが、ダメだった。
サムスン電子陸上部のオ・インファン監督は「選手たちに速度測定チップを
配る時間も遅すぎて、ウオーミングアップの時間が削られた。オリンピックは
目前なのに、細部の詰めが甘い。準備について70点以上の点数をつけるの
は難しいと思う」と評した。
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