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聖火リレー出発式会場辞退、善光寺に「支持」電話100件
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26日に行われる北京五輪聖火リレーで、出発式会場を辞退した長野市の善光寺には19日朝、
その選択を支持する電話が相次いだ。長野市の実行委員会はコース変更に伴う作業を始めた。
同寺の幹部は18日昼過ぎ、記者会見をして、チベットの人権問題なども理由に出発会場を
引き受けられないと表明。寺事務局によると、その直後から電話がかかり始め、同日だけで
100本ほどにのぼった。「英断だ」「何事もなく済みそうで安心した」などと賛意を示す声が
ほとんどだった。ただ、「なぜ、辞退してしまったのか」と問いつめる電話も数本あったという。
19日朝も電話は鳴り続けたが、前日に比べれば少なくなってきているといい、担当者は
「一段落がついた。皆様にはご迷惑をおかけしました」と話していた。
長野市の実行委員会では19日朝、全戸配布する予定だったコースや善光寺本堂の写真を
載せたチラシを差し替える作業の確認を始めた。チラシは今月初めに一度配布し、同じものを
リレー直前に配る予定だったが、突然のコース変更で、「印刷をかける前で良かったが、
間に合うかどうか……」と話していた。
長野市は善光寺が辞退した出発式の会場の代替地として、善光寺の参道から約500メートル
西側の公共施設跡地に絞り込んだ。近く正式決定する。市は新たな会場として4か所を検討。
そのうち、勤労者福祉センター跡地は県道沿いの更地で会場設営が容易なうえ、善光寺が
辞退した3区間(約550メートル)とほぼ同じ距離で当初のコースに合流でき、市は最も条件
がよいと判断している。
(2008年4月19日12時01分 読売新聞)