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■「感動の柔道(ユド)」を夢見る李元熹(イ・ウォンヒ) … 私は一本勝ち男
痛い。右足首の骨を固定したネジが緩んで足首の中を動き回る。動くたびにズキズキする。
力を入れて走ることもできない。それでも休まずに体を動かす。むしろ運動に夢中になって
痛みを忘れる方を選んだ。しかし運動を終えて足首に巻いたテーピングを緩めると、急に
襲ってくる苦痛で「あッ」と悲鳴を上げる。
アテネオリンピックの柔道73キロ級金メダリストである「一本勝ち男」李元熹(イ・ウォンヒ)(27)
は、インタビューを大変躊躇した。彼を取りまく状況が非常事態だからだ。李は今年2月の
代表選抜試合で練習パートナーだった王己春(ワン・ギチュン)に敗れ、代表チーム脱落の危機
に置かれている。北京オリンピックに出場するには、選抜ポイントの多い5月の最終選抜戦
で逆転せねばならない。しかし負傷のため、コンディションは最上ではない。
しかし諦めない。ようやく会うことのできた李は、予想に反して沈んではいなかった。むしろ
「選手は挑戦する精神が美しいと思う。本当に悲壮な心で最終選抜戦に出る」と自らを励ま
した。韓国柔道選手初の「オリンピック2連覇」という目標を達成するために、痛む右足首の
手術は最終選抜戦以後に延期したという。「国民の胸を打つための柔道をするために、夜
明けから血の汗を流している。力を出せるように応援してくださって感謝する。北京オリンピ
ックでは、全試合を一本勝ちで勝ちたい」と語った。 <中略>
-- オリンピックとアジア大会(2006年のドーハ・アジア大会)で、金メダルを取りました。
成すことはすべて成し遂げたわけですが、やめようという考えは無かったんですか?
「選手は挑戦する精神が美しいと思うんですよ。(オリンピックの)金メダル一つでは満足
できないようです。それだけではダメだったんですよ。選手としてオリンピック3連覇を達成
したいと思います。日本が柔道宗主国だと言いますが、本当は我が国(ウリナラ)の柔術(ユスル)
を日本で細分化させてスポーツにしたんです。日本には3連覇もあるのに、我が国は2連覇
も無くて、自尊心が大いに痛みます。我が国の選手はオリンピックで金メダルを一度取ると
満足してしまいます。世論もおかしい。『なすべきことを終えたなら、後輩に道を譲るべきだ』
という声が出ますが、それは考え違いです。スポーツというのは常に挑戦し続けることなの
に、そうなっていないのです。」<後略>
▽ソース:京郷新聞(韓国語)(2008/04/16 14:47)
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