08/04/17 04:36:28
北朝鮮北西部のミサイル基地で、朝鮮人民軍の動きが活発化している。米軍事衛星が
とらえたもので、関係者は日本の大部分を射程内に収めた弾道ミサイル「ノドン」発射準備
が進んでいると分析している。経済支援の滞りで困窮を極める北。韓国大統領の訪日に
よる21日の日韓首脳会談に合わせ、経済制裁延長を決めた日本と対北強硬路線に舵を
切った韓国への大規模な軍事挑発に乗り出すとの見方も根強い。「4・21危機」が、週明け
の日本を襲う危険性が出てきた。
米CNNは、北朝鮮平安北道の新五里基地で活発な動きがあり、米軍当局が北の軍の動向
に注視していると報道した。米軍関係者の話として、「最新の衛星写真に普段とは違い、兵力、
車両、物資が活発に運び込まれている様子がとらえられた」と伝えた。
新五里基地は射程圏が1300キロで日本の大半を標的に収めたノドンを配備しているとされ、
関係者は、北が中長距離弾道ミサイルの発射実験を画策している可能性があると指摘する。
「このタイミングを考えると、日本が経済制裁延長を決めたことへの対抗措置ともとれる。北に
とって日本が核交渉を妨害していると映る」と、コリア・レポート編集長の辺真一氏は指摘する。
日本政府は「拉致問題で具体的対応がない」などとして11日、北からの輸入禁止や万景峰
(マンギョンボン)号など北船籍の入港禁止の経済制裁の3度目の延長を閣議決定した。
「日韓が連動してわれわれを封じ込めようとしているとの口実で、李明博大統領の訪日による
21日の日韓首脳会談に合わせ、軍事的デモンストレーションを行う可能性が高い」(辺氏)
辺氏は「核交渉最中の米国への挑発は避けるはず」と、射程が5000キロを超え、グアムまで
を射程に含む「テポドン2号」など長距離弾道ミサイル発射の可能性は否定した。
関西大の李英和教授も李大統領訪日に合わせ、北がミサイル実験を行う可能性が高いと読む。
ただ、ターゲットは韓国だという。
金正日政権は李大統領を「逆徒」と非難。経済特区「開城工業団地」からの韓国政府職員の
退去要求に始まり、3月28日には、黄海上で対艦ミサイル「スティックス」を発射▽北の戦闘機
が10回以上、南北国境地帯を飛行▽韓国当局者の軍事境界通過遮断を宣言-と緊張を
高めてきた。
ソース:ZAKZAK
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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