08/04/16 23:37:12
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クォン・テソン論説委員
(ハンギョレ新聞)「正常の日本訪問のたびに1,2ヶ月前から謝罪の水準をどのように表現するか、
どんな言葉を書くべきなのかをめぐって交渉した。とても消耗的だ。」
就任後、初の外国巡回を控えた李明博(イ・ミョンバク)大統領のこの発言は「歴史の真実にそっぽ
を向いてはいけないが、いつまでも過去にかまけていては未来に行く道を延ばすことはできない。韓
国と日本もお互いに実用の姿勢に未来指向的関係を形成して行かなければならない」と述べた三・一
節の祝辞とともに彼の対日実用外交の真面目を含んでいる。
青瓦台(大統領府)高位当局者が今回の韓日首脳会談の核心だと明らかにした経済協力のためには、
すぎ去った過去など目を閉じることができる、という意味だ。過去にかまけずに未来に進もうという
李大統領の主張は実は全く新しいものではない。かつて金大中(キム・デジュン)、盧武鉉(ノ・ム
ヒョン)前大統領も就任初期には似たような主張をした。(中略)韓国のこのような努力に水を差し
たのは他ならぬ日本だ。金大統領当時は相次ぐ閣僚たちの妄言で、盧政権では過去を歪曲した右翼教
科書と独島領有権主張、そして総理の靖国神社参拜強行を通じて日本は歴史問題を両国関係の主役に
復帰させた。
このように光復60年を過ぎてまで韓-中-日の間に歴史認識論難が終熄されることができないままずっ
と繰り替えされる理由は、歴史が現在から未来まで眺めて再解釈される過去だからだ。私たちが日本
の歴史認識を問題視するのもそれが日本の未来、韓半島を含んだ東アジアの未来と関連しているから
だ。李大統領の意志だけをもってできる事ではない。
最近日本で発行された秋田浩之の<暗流>と言う新刊を読んでおもしろいエピソードを見つけた。盧前
大統領が韓米首脳会談で、日本総理の靖国神社参拜と歴史認識問題をどんなに強力に批判したのか、
アメリカ政府内で韓-中-日歴史葛藤に沈黙を守るアメリカの態度に疑問が申し立てられたというのだ。
実際にクリストファー・ヒル米国務次官補は、日本記者たちが総理の靖国参拜に意見を求めると「ア
ジアの歴史問題が解決されたらと思う強い風がある。ヨーロッパでも不幸な歴史による問題が多いが、
難しい問題はそのままにして統合に進んだ。」と述べた後「私は小学校の先生ではなく、他人に助言
を言いたくないが、成熟した人らしく自ら決断しなければならないだろう」と遠回しに参拜を批判した。
盧前大統領を含む韓国と中国の強い批判がなければアメリカのこのような態度変化があっただろう
か?過去にとらわれて未来に進めないことも問題だが、未来を言い訳に過去と現在の問題を覆ってし
まうことも能ではないことを歴史は証言している。船橋洋一<朝日新聞>編集委員の言葉のように、ま
だ世界は歴史を歪曲しようとする動きから自由ではない。
ソース:ハンギョレ新聞(韓国語)[クォン・テソンコラム]歴史は未来の鏡だ
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