08/04/15 10:43:15
●手数料も格安、「安心・安全」と評判上々
“偽装結婚ひと筋30年”のブローカーがお縄だ。
警視庁に電磁的公正証書原本不実記録などで逮捕された酒見良保(71=別件の
同罪で公判中)は、外国人が水商売やフーゾクなどで働ける日本人配偶者資格
(結婚ビザ)を取るのに必要な、相手の男の在職証明書を、歌舞伎町の架空会社の
社員と偽って発行。女たちから10万~20万円の手数料を取っていた。
300組以上を仲介し、総額約7000万円も荒稼ぎしたという。
「酒見は、76年頃から借金返済のために歌舞伎町界隈の韓国人ブローカーの手伝い
を始め、90年頃に一本立ちしました。偽装結婚の手数料は50万~60万円が相場ですが、
酒見は10万~20万円と破格に安く、口コミで評判が広がったようです。ブローカーは、
女性がビザを更新する度に手数料と同額のカネを受け取れるし、仮に客の女性が本当
に結婚しても、離婚してまた偽装なんてのもザラだから、“得意客”が20人もいればもう
安定収入になるんです」(捜査事情通)
でも、そもそもブローカーなんてヤバイ稼業、安く請け負って業界の相場を壊せば、
同業者たちからの痛い報復が待っているはずだが……。
「酒見は、韓国人ブローカーの手伝いをしている間に韓国語をマスターし、本来なら
15万円ほど余計に払って行政書士に頼む韓国語の申請書類も、全部ひとりでこなして
いた。破格の値段はコストダウンの結果で、業界に迷惑をかけていない。だから、
モメずに済んだのです」(同事情通)
ひと昔前までは、何らかのビザを持って入国すれば、水商売で働いても入管法違反
は見逃されてきた。だが、年々取り締まりは厳しくなり、いまや“結婚ビザ”なしでは、
クラブもフーゾクもエステも全部アウトなのだ。
「ブローカーも年々減っているから、酒見は貴重な存在だったのでしょう。これから
高いカネを払わされるオンナたちは戦々恐々ですよ」(歌舞伎町事情に詳しい
ジャーナリスト)
コリアンパブ好きには悲報か。
ソース:Yahoo!/日刊ゲンダイ
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)