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火炎瓶放火？：九州誠道会系事務所焼く 会長継承に関係か
１３日午後１０時５５分ごろ、福岡県柳川市西浜武の指定暴力団九州誠道会系の
「浪勝総業」事務所から出火、事務所玄関前の木製の壁（高さ２メートル、
幅３メートル）を焼いて、約２０分後に消えた。火炎瓶による放火の可能性が高い。
県警は、誠道会ナンバー３の朴政浩幹部（５２）が、現会長の朴植晩容疑者（５５）
＝覚せい剤取締法違反容疑で逮捕＝に代わり会長に就任する「継承式」を
１４日に開くとの情報を得ており、関係を調べる。
県警柳川署などの調べでは、当時、事務所内には組関係者が数人おり、玄関付近の
防犯カメラの映像を見ていた。フードをかぶった男が近づいて来たため外に出ようと
したところ、何かが割れるような音がして炎が上がったという。けが人はなかった。
現場は柳川市中心部から北西に約１．５キロ離れた住宅地。
九州誠道会は指定暴力団道仁会（本部・同県久留米市）の会長人事などに反発した
傘下組織が０６年７月に発足させた。道仁会との抗争で、これまでに道仁会会長
（当時５６歳）ら両組織の６人が殺害され、０７年１１月には佐賀県武雄市の医院で、
宮元洋さん（当時３４歳）が誠道会関係者と間違えられて射殺される事件も起きている。
３月２０日には、九州誠道会幹部を名乗る２人が宮元さんの遺族宅を訪れ、抗争終結
の意向を記した会長名の文書を手渡した。しかし、県警は、道仁会側は抗争終結に
合意していないとみており、警戒態勢を続けている。
ソース：毎日新聞 2008年4月14日 15時27分（最終更新 4月14日 16時17分）
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