08/04/13 22:02:53
ソウル市が、管理の死角となっている犬肉の安全性の点検に乗り出す。
ソウル市が13日に明らかにしたところによると、市民の食品安全のため今月末から犬肉を取り扱う
ソウル市内530軒余りの食堂を対象に、蒸し肉やスープに使われている肉を採取し、抗生剤や重金属、
有害微生物などが混入していないかどうかを点検することにした。有害成分が含まれている犬肉を
扱っていた食堂に対しては、食品衛生法に基づき、店のリストを公開し営業停止などの行政処分を下す方針だ。
畜産物加工処理法では、対象となる家畜に犬は含まれておらず、市場に流通している犬肉に対する
定期的な衛生検査はこれまで行われていなかったが、ソウル市は犬肉を扱っている食堂が
一般飲食店許可を受けて営業しているとの判断から、食品衛生法に基づいて点検・取り締まりに
乗り出すことにした。
ただ、今回の点検では、犬肉の販売行為自体については取り締まりは行わない方針だ。ソウル地域では
1984年2月のソウル市の告示により、補身湯と呼ばれる犬肉のスープなど、犬肉の販売行為が禁止
されているが、告示自体が死文化している状態であることから、犬肉の安全性の点検だけと行うことにした。
ソウル市はこれと合わせ、犬の食肉処理や犬肉調理などを法的に規制したり管理できるよう、現行の
畜産物加工処理法上の「家畜」に犬を含めるよう求める建議案を来月中に政府に提出する考えだ。
ソウル市関係者は「今回の点検は犬肉の食用の合法化問題とはまったく関連なく、ただ多くの
市民が犬肉を食べている点を考慮し、食品安全性を検査しようというものだ」と説明している。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)