08/04/14 04:35:51 Oa41qa8Z
いったい私たちは何を守ろうとしているのだろう。6日、季節外れの雪が舞うロンドンの街を7時間半
かけて手渡されていく北京五輪の聖火を見ながら、改めて考えさせられた。
「オリンピックは世界市民の祭典で各国の友好をはかるもの」と、中国政府が聖火リレーを妨害する
動きを非難する中、聖火を奪い取ろうとする活動家らが、50キロのコース上に次々と現れては警官隊
になぎ倒された。
聖火ランナーのまわりを、中国全土から選抜されたという中国人警備員と、蛍光ジャケットを着たロン
ドン警視庁の警官隊が取り囲む。激しさを増す人権活動家らの抗議活動に、制服姿の警官隊も隊列に
加わり、3重の防御態勢が敷かれた。逮捕者37人。沿道の市民にはおそらく警官の姿しか見えなかっ
ただろう。
チベット人亡命者は「中国当局の弾圧が進む今、私たちが声を上げないとチベットの声は永遠に封じ
られる」と語る。厳重に警護される聖火を見ながら、英国をはじめとする国際社会が守ろうとしているの
は「人権」や「自由」ではなく、虚飾で塗り固められた「友好」だと思わざるを得なかった。
そもそも中国に五輪開催を認めた判断は正しかったのか。嵐のような抗議は、中国政府だけではなく
国際社会にも向けられている。
ソース(MSN産経ニュース・木村正人氏)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)