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10年ぶりに閉鎖するIMF韓国事務所
アジア通貨危機当時、韓国経済の「救世主」あるいは「占領軍」という相反する評価を
受けていたIMF(国際通貨基金)韓国事務所が、開設からおよそ10年でその役割を終える。
保有する金を売却するほどの財政難に陥っているIMFが、
経費削減のために事務所の閉鎖に追い込まれたのだ。
IMF韓国事務所は10日、「現職のメラル・カラシュラ所長の任期が
終了する9月をもって、事務所を閉鎖することが決まった」と発表した。
IMFは韓国事務所の閉鎖を決めた経緯について、「IMF内でのリストラと雇用調整の
一環として、他の地域と同様にアジアの多くの事務所を閉鎖することになった」と説明した。
IMF韓国事務所は1964年に初めて開設され、87年には一旦閉鎖された。
しかし韓国がIMFに対しておよそ200億ドル(約2兆円)規模の救済を求めた
直後の98年3月、再び事務所が開設されていた。
通貨危機に陥った国に緊急の資金を供給するIMFは、今年に入ってからおよそ
1億4500万ドル(約147億5700万円)の赤字を記録するほどの財政難となっている。
通貨危機をいち早く克服した南米やアジア諸国が、供給を受けた資金を早期に
返済したことから、利子収入が予想以上に減少してしまったのが原因だ。
その結果、収入を確保するために自ら保有する金を売却することにし、75カ国に開設している
常駐事務所のおよそ40%を閉鎖することにした。企画財政部の関係者は、「韓国事務所の閉鎖
は経費削減の一環だが、IMFが韓国経済の健全性を肯定的に評価しているとも受け取れる」と説明した。
ソース:朝鮮日報 全洙竜(チョン・スヨン)記者 2008/04/11 08:18:25
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