08/04/12 00:05:45
「五輪選手誘拐計画」 中国が怯えるテロの正体
配信元:ZAKZAK
URLリンク(www.iza.ne.jp)
中国当局は10日、ウイグル独立派による五輪選手の誘拐や同時爆破、食品テロを未然に
食い止めたと発表した。チベット騒乱直前にもハイジャック未遂を摘発。グループはアルカーイダ
のもとで軍事訓練を受けたとされ、治安当局が最も恐れているのはチベットではなく、
ウイグル独立派の「聖戦」だという。過熱するチベット報道の陰でほとんど報じられてこなかった、
中国がおびえるテロの恐怖とは-。
「選手や外国人記者を誘拐、5月には北京、上海のホテルや政府、軍施設に爆弾や食品への
毒物混入テロを仕掛ける計画だった。これを突き止め、計45人を拘束、複数の爆発物や毒物の
製造拠点を捜索した」。中国公安省の発表は、衝撃的だった。
独立運動組織「東トルキスタン・イスラム運動」の国外勢力の指示で計画、一部は新疆ウイグル
自治区各地で自爆テロなど五輪破壊の聖戦メンバーを募っていたとし、「既に目標施設を下見。
13回の爆発実験が行われた」と実施目前だったことを強調した。
「東トルキスタン独立派はアルカーイダと密接な関係がある。アフガニスタンで軍事訓練を受けていた」。
同自治区主席は昨年こう発言。国際刑事警察機構(ICPO)も逮捕されたアルカーイダ関係者が五輪会場
の図面を持っていたと報告、生物化学テロ発生の可能性を示唆していた。
中国当局は対テロ特殊部隊を強化。チベット騒乱1週間前の今年3月7日には、ウルムチ発北京行き
旅客機内でガソリンをまいてハイジャックしようとしたとして少女(19)らウイグル族3人を逮捕。
1月にはウルムチの拠点を急襲、2人を射殺し、15人を拘束していた。