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小泉元首相:福田首相の訪朝促す「首相が決着つけるしか」
自民党の小泉純一郎元首相は10日夜、同党の山崎拓前副総裁や民主党の岩国哲人元副代表ら
両党議員6人と東京都内で会合を開いた。日朝外交について「国交正常化の実現には首相が決着を
つけるしかない。自分はもう行くつもりはなく、行くのは首相だ」と述べ、福田康夫首相の訪朝を
促した。支持率が低迷する福田首相を、2度の電撃訪朝で政権浮揚に成功した自身の体験を
踏まえて激励したとみられる。
政府・与党が4月末、税制関連法案の再可決でガソリン税の暫定税率を復活させた場合に民主党が
首相問責決議案を参院で提出する構えを見せていることに小泉元首相は「問責を出せば、結局は
自分のところに返ってくる」と語り、民主党が国民の支持を失うと指摘。「それを分かっているのは
小沢一郎代表だけだ」とけん制した。会合に出席した民主党衆院議員は「政界再編の話は出ず、
北朝鮮外交に熱心な両党議員で集まった」と話している。【田所柳子】
毎日新聞 2008年4月10日 22時28分
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