08/04/09 16:35:02
★アルゼンチンでは聖火は消さない？！
中国・チベット問題の抗議ムードが高まる中、各国で混乱が見られる聖火リレー。アルゼンチンでは聖火リレーを
妨害するようなまねはしないとチベット自治政府支援者らが、火曜日（現地時間）に記者団に対してコメントした。
ブエノスアイレスの各地点で、抗議行動は行う予定だがパリで起こったような事態にはしないとしている。
「オリンピック聖火リレーを消すようなまねはしないと今ここでお知らせしたい。」とアルゼンチンでのチベット政府
支援団体の代表としてホルヘ・カルカバージョは記者会見で発表。
「ブエノスアイレス市内中で我々は抗議行動を行うが、それらはすべて平穏に行うつもりだ。｣とカルカバージョは
記者団の質問に対して返答。
ブエノスアイレス市内を巡る聖火リレーは厳戒態勢の中行われる予定。ランナーが走るコース14kmにわたり
1,200名の連邦警察が配備される。更に出発点からは1,500名の州警察が監視を行い、約3,000名のボランティアが
聖火ランナーの走るコースに支障が出ないようにするとのこと。
ブエノスアイレスの人権擁護団体は、3/24にギリシャで聖火が点灯されたとき以来抗議行動を行ってきた
各人権団体と合流して抗議行動を行うようだ。
日曜日にはロンドンで聖火が消されそうになり、月曜にはパリで抗議者らが聖火ランナーの行く手を妨害、
少なくとも2回聖火が消える事態となった。
同日、サン・フランシスコではチベット支援者3名がゴールデン・ゲートによじ登り水曜に予定されている
聖火の到着に対する抗議のアピールを行うなど、依然として騒然とした状況が続いている。
自治権を求めるチベットの人々への中国側の暴力的な対応などをめぐり、北京オリンピック開催は人権
擁護団体やチベット自治支援者から非難されている。
ブエノスアイレスでの聖火リレーランナーにはサッカー選手のマラドーナも参加する可能性があるとしており、
注目が集まっている。ブエノスアイレス市長は「（オリンピックは）スポーツの祭典であり、政治問題と混同
すべきではない。｣とメディアに呼びかけ混乱を防ごうと必死だ。
アルゼンチン・オリンピック委員会の副会長アリシア・デ・モレアは「オリンピック委員会は北京オリンピックを
成功させるための協力と援助を惜しまない。｣と述べ、聖火リレー中止の可能性については「今回の北京
オリンピックでその可能性を我々は学んでいる。｣とコメントするにとどめた。「サン・フランシスコの様子を
見て考えたい。公式にはなにも発表はない。｣と述べた。サン・フランシスコの聖火リレーは現地時間水曜日に
行われる。オリンピック聖火はサン・フランシスコから金曜日にブエノスアイレスへ入り、中国へと受け渡される予定だ。m
(写真はパリで消えた聖火を持つランナー）
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