08/04/04 14:32:06
北朝鮮の高位幹部の間で韓国のアダルト映画の需要が多く、CD1枚当り50ドルで売れているという。
対北支援団体の良い友が3日に配布した消息誌で、“両江道の恵山市に住むパク某氏が、
平壌で韓国の成人向け映画を違法にコピーして販売した容疑で拘束された”と伝え、“韓国の成人向けCDは、
1枚当り50ドル程度の高価で取り引きされているが、平壌の幹部たちの需要が高くて手に入らず、
売ることができないでいる”と説明した。
今回拘束されたパク某氏は、国境沿いで韓国の映画を渡してもらって、ピョンソンに住む大学の同窓生に
複製品を作ってもらい、平壌に向かう商人たちを通じてCDを売ってきたと消息誌は伝えた。
一方、この消息誌は“本格的な農業の季節を控えて、北朝鮮全域で肥料が不足し、
住民たちが非常に懸念している”と明らかにした。
消息誌は“肥料とビニールの薄幕(温室などで使用するビニールで作った薄い幕)など、
農業の資材を手に入れるために、各地域の郡の党職員と経営委員会の職員を派遣して、
代用の肥料を新調するよう指示した”と述べ、“足が水ぶくれになるほど走り回っているがなかなか見つからず、
今年の農業の時期を逃してしまいそうだ”と、心配する住民の様子を伝えた。
消息誌は代用の肥料を工面するための、咸境道の各郡や里の農場の様々な方法を紹介し、
“平安北道の農村地域では、新義州市や中小都市に行って、ニワトリを飼う家を回って鶏の糞を集め、
牛車1台当り2万ウォンか2万5千ウォンで買って代用肥料にしている”と伝えた。
また、“穏城郡セソン里の協同農場の管理委員会は、牛車を引く人たちに、人糞を集めて来れば、
1等から10等まで等数を付けて品物を与える方法で競争させている”と述べ、
“穏城郡のワンジェサン協同農場は、毎朝各農場の農場員たちに、人糞バケツ1杯と
牛の糞をもらってこさせ、1位から3位までは下着を与え、4位から7位までは靴下を与えている”と明らかにした。
消息誌は咸興に住むコ・ソングク(53)氏の言葉を紹介し、“私たちを最も助けてくれるものが、
食べものと肥料だ。肥料とビニールの薄幕を今準備しなければ、今年は農業をすることができない”と語った。
これと関連し、統一部のある関係者は3日、‘デイリーNK’との通話で、“まだ北側から
肥料の支援の要請を受けていない”と明らかにしており、当分対北肥料支援は困難であると思われる。
消息誌はまた、“2008年2月3日に、金正日の特別方針に従って、全国各地できのこの栽培とうさぎの飼育のため、
慌ただしい”と伝え、“これを主導することになる農業省も、全国の工場や企業所、単位などに、
きのこの栽培とうさぎの飼育を督励し始めた”と明らかにした。
ある幹部は、“うさぎに与える草がなくて、飼料の問題を解決することが最も急がれる。
(以前)草を何でも食べさせたが、下痢をして死んだうさぎが多かった”と言い、“毎年行って来たが、
失敗を続けてきた事業をまたする理由が分からない”と愚痴をこぼした。
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