08/04/03 10:48:18
【明解要解】多様化する不法滞在者向け“サービス”
■「地下」病院、教習所…犯罪助長
医療やタクシー、美容院、自動車教習所…。かつては「地下銀行」や偽装結婚などが定番だった不法滞在外国人向け
“サービス”が最近、生活必需の分野でもビジネスになって多様化している。警察当局はこうした「地下インフラ」が、
不法滞在者の犯罪を助長しているとして、警戒を強めている。(社会部 加藤達也)
(チャート)典型的犯罪インフラ”偽造証明書”の流れ
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「不法滞在者にとって『こんなサービスがほしいな』という需要があれば、何でも商売になって整備されていく。
不法滞在者は入国と定着に莫大(ばくだい)な初期投資をするから、摘発されるわけにはいかない。割高でも、
生活必需の地下サービスは絶えることはない」。警察幹部はこう指摘する。
新種の地下インフラが目立ち始めたのは、平成18年ごろから。この年、警視庁は中国人らによる運転免許証の
不正取得事件を摘発した。東京都内の中国人の会社社長が、簡単な学科と実技試験だけで外国免許から日本
の免許に切り替えられることに着目し、中国人向けの「闇の自動車教習所」を開設した。
一度も免許を取ったことがない中国人教習生に、空き地で路上教習を行い、学科も指導。最後に偽造の中国の
免許証を渡した。教習生はその後、免許試験場で日本の免許を堂々と受け取っていた。警察幹部は「公的証明書
を非合法に入手することができ、極めて深刻」と不快感を示す。
埼玉県では昨年、地下タクシーが摘発された。不法滞在して川口市内の韓国クラブで働いていたホステスらを、
自宅から店まで乗せていた。
捜査幹部は「不法滞在者は地理に不慣れで日本語も不自由。路上で警察官の職務質問を受ければ一発で摘発される。
地下タクシーは路上での発覚リスクをゼロにできる。不法滞在者の地方拡散とともに日本中にあると推測される」と話す。
身元確認をされずに治療や美容整形手術を受けられる地下病院も、不法滞在者には需要が高い。
脂肪吸引手術を施して患者の女性に重傷を負わせた美容整形の地下病院や、無資格で延べ2800人に人工中絶
手術を行い、約6000万円を荒稼ぎしていた中国人の男らの摘発が相次いだ。
入国管理関係者は「かつては中絶手術専門の地下病院が林立していたが、その後、美容整形にシフトした。頭痛、
腹痛から簡単な縫合など一般の診療を行う無資格医が口コミで広がっているのも最近の傾向」と指摘する。
警察庁は19年版「来日外国人犯罪の検挙状況」で、生活支援型の地下インフラとして地下タクシーや地下病院、
地下教習所などを初めて公式認定。「来日外国人犯罪組織の非公然・非合法活動を幅広くサポートしている」としている。
(MSN産経 2008.4.3 08:05)
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