08/04/01 10:22:39
★チベット問題、ホワイトハウス前で抗議
チベット問題へのアメリカ政府の対応をめぐって、チベット系の住民たちがホワイトハウスの前で抗議し、
北京オリンピックの開会式をボイコットするよう訴えました。ブッシュ政権は人権重視を掲げながらも、
米中関係を重視せざるを得ないジレンマに陥っています。
「ブッシュ大統領はチベットを支援せよ」。中国政府に対する態度は手ぬるすぎると、チベット系の住民らが
ホワイトハウスに向けて必死の訴えを行っています。
ブッシュ大統領は先週、チベット騒乱が始まってから２週間近く経ってようやく中国の胡錦濤国家主席に
電話をして、自制を求めると共に、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ１４世との対話を促しました。
しかし、オリンピックの開会式については、「あくまでスポーツの祭典」だとして、出席する方針を変えて
いません。慎重な姿勢の背景には、今や政治、経済をはじめ、様々な分野にわたるアメリカと中国の密接な
結びつきがあります。
開会式をボイコットして中国のメンツをつぶせば、北朝鮮の非核化などの国際問題を含め、米中関係全体に
影響が及びかねないのです。
「アメリカは超大国で、大統領にはチベットを救う力があります」（チベット系男性）
「オリンピックの開会式に参加すれば、我々の倫理的な評判やこうした人権問題に関する国際社会での発言力
に傷がつくだろう」（アバクロンビー下院議員・民主党）
人権重視か、米中関係全体への配慮か。ブッシュ政権は難しい舵取りを迫られています。
（TBS 01日06:31）
URLﾘﾝｸ(news.tbs.co.jp)