08/03/30 19:49:50 2ks3QCEh
ノムの操るヒュンダイターボが、夜の街を疾走していく
あと少し、あともう少しで、ウリは自由になれる
朝焼けの中、38度線にそびえ立つフェンスが視界に現われ
ノムの表情に笑顔浮かぶが、次の瞬間その笑顔が凍りついた
(中略)
38度線ギリギリで捕らえられた、ノムの背中に名前を呼ぶ声が聞こえる
振り向くとフェンスの向こうから、北の将軍がノムの名を叫び続けている
運命を受け入れたノムが、将軍様に向かって寂しげな笑顔を見せる
その笑顔に対して何も出来ぬ北の将軍は、ただ黙って軽くうなづいて見せた