08/03/27 11:51:17
米アイオワ州アイオワシティーで、韓国人養子4人が養父に殺害された。
4人とも韓国人の未婚の母から生まれ、生後1週間‐3カ月で捨てられ、
福祉団体「ホルト児童福祉会」を通じ海外養子に出された子供たちだ。
現地メディアによると、24日午前6時30分、アイオワシティーのバーリントン
ロードにある2階建て住宅で、シェリル・スーペルさん(42)と韓国人養子
イートン君(10)、セス君(7)、マイラちゃん(5)、エリナちゃん(3)の計5人が
死亡しているのが発見された。
シェリルさんの夫、スティーブン・スーペル容疑者(42)は事件現場から東へ
14キロの高速道路で、中央分離帯に衝突したミニバンの中から焼死体で
発見された。
警察は25日、「スティーブン・スーペル容疑者は妻と子供を殺害後、自殺した。
警察に通報したのも同容疑者本人」と発表した。
警察は、横領とマネー・ロンダリング(資金洗浄)容疑で起訴され、裁判を控え
ていた同容疑者が、家族を殺害した後自殺したものとみている。
「ヒルズバンク・アンド・トラスト銀行」の副頭取を務めていた同容疑者は、56万ドル
(約5500万円)を横領し資金洗浄した容疑で起訴され、
4月21日にアイオワ連邦裁判所で裁判を受ける予定だった。
韓国人養子4人を同容疑者と結びつけたホルト児童福祉会のホン・ミギョン・チーム
長は「4人は別々の未婚の母から生まれた子供たち」と語った。
ホルト福祉会によると、4人のうち3人は生後1週間未満で、それぞれ未婚の母親に
抱かれ福祉会に預けられたとのことだ。マイラちゃんは生後3カ月のときに未婚の母親
に抱かれ福祉会に来た。ホン・チーム長は「マイラちゃんの母親は3カ月間、一人で育
てるか養子に出すかで悩んだようだ」と話す。
同じ家庭の養子になったものの、養子になった時期は違う。一番上のイートン君は
1998年、2番目のセス君は99年、3番目のマイラちゃんは2002年、4番目のエリナちゃん
は05年に養子になった。4人を養子に迎えたスーペル容疑者は、現地メディアで
「人道的な人物」と紹介されたこともあった。
ホルト児童福祉会は「子供たちを養子に出した当時、国際ホルト児童福祉会が
調査したスーペル容疑者宅の家庭環境は非常に良好だった。犯罪歴もなく、両親や
兄弟も立派な職業に就いていた」と説明している。
周囲の人々は「イートン君はチェロを演奏、ゴルフやサッカーを楽しんでいた」と教えてくれた。
セス君は草花を育てるのが趣味だったという。マイラちゃんは死亡した日の翌日25日に6歳
の誕生日パーティーを開く予定だった。エリナちゃんはかいわいい服を着て、バービー人形で
遊ぶのが好きだったそうだ。
スーペル容疑者一家は死亡前日の復活節の夜、近所の教会の礼拝に出席していた。
教会関係者は「スーペル夫妻は子供の養育にとても熱心だったのに、どうしてこんなことが
起きたのか分からない」とショックを隠せなかった。
URLリンク(www.chosunonline.com)
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