08/03/26 18:39:36 SeUpebJK
こんなにアルヨ! 中国“もめごと”マップ2008
中国チベット自治区の暴動で、中国政府への批判が高まっているが、このチベット問題にかぎらず、
中国はさまざまな国や地域でトラブルを起こしている。そもそも日本の毒ギョーザ問題でさえ、
まだ何も解決していない。現在、中国はどんな“もめごと”を抱えているのか。
【日本、騒動拡大どうする?】
昨年末から今年にかけ、中国・湖南省石家荘市の天洋食品で製造された冷凍ギョーザを食べた人たちが
重篤な食中毒を起こした。その後の調べで、問題のギョーザからは基準値をはるかに超える農薬が検出された。
さらに、同工場などで製造された他の製品からも農薬が検出されたことで騒動は拡大。
これに対し、中国政府と製造工場は原因は中国側にはないと表明している。
【米国で「死のペットフード」】
07年3月、米国で有機化合物メラミンが混入した中国産ペットフードを食べた数百匹の犬や猫が大量死した。
米国に製品を卸していたカナダのペットフード会社大手が製品の大規模回収・無償交換をしたことで問題が発覚。
米小売り大手ウォルマートが販売自粛するなど、影響は米国全土に広がった。
FDA(米食品医薬品局)の調べなどで、製造元の中国・江蘇省と山東省の企業がタンパク質含量を
偽装するためにメラミンを違法に混入していたことが発覚。中国側は当初、非を認めなかったが、同年5月、
輸出入品の検査当局が混入の事実を認めた。
【朝鮮半島】
北朝鮮との間では、脱北者の処遇をめぐり、強制送還などの強硬姿勢が最近目立っている。
韓国では今年3月、代表的なスナック菓子からネズミの頭とみられる異物が発見され大騒動になった。
製品の半分は中国・青島で製造していたという。メーカー側は「正確な原因は不明」としているが、
騒ぎは中国に工場を構える他の韓国食品メーカーにも飛び火している。
【パナマで中毒事件、死者数360人超】
07年9月、パナマ政府が配給したせき止めシロップを服用した児童の大量中毒事件が発生。
関連が疑われる数も含めると、死者数は360人を超えるという。
原因はシロップに含まれていた有毒物質のジエチレングリコール。製造したのは
中国江蘇省のグリセリン工場で、「TDグリセリン」という商品名で輸出していた。
この「TDグリセリン」をパナマの製薬工場と同国の保健当局がグリセリンと間違えたことが直接の原因だが、
中国では紛らわしい商品名を付けたニセ薬が横行しており、この事件も中国側のそうした姿勢が遠因との指摘がある。
【法輪功】
92年に中国で活動を開始した気功団体「法輪功」は世界80カ国に1億人以上のメンバーを抱えると言われる。
厳格な組織ではなく、同団体も宗教性は否定しているが、中国政府は「邪教」と断定。米国に移住した創始者、
李洪志氏を国際指名手配した。アムネスティ・インターナショナルの報告では、中国当局は数万人の修行者を拘束し、
拷問と虐待を行っている恐れがあるという。法輪功は世界各地で中国政府を提訴し、政府批判を展開している。
【台湾】
49年、中国大陸での中国共産党との覇権争いに敗れた蒋介石率いる中華民国政府は
100万人を超える漢人を引き連れて、台湾に移転した。
国民党独裁時代は、主権をめぐる緊張状態が続いたが、李登輝氏が総統に就任すると
民主化・融和路線にシフト。中国とは別国家として独立への道を模索する動きが出てきた。
だが、中国政府はいまも台湾への強硬姿勢を崩していない。
米国防総省によると、中国が昨年10月までに台湾対岸に配備した短距離弾道ミサイルは900基に達し、
年間100基以上のペースで増強が進んでいるという。今月22日の総統選挙では、
対中融和路線をとる国民党の馬英九氏が当選。両国の関係がどう変わるか世界が注目している。
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