08/03/22 12:37:37
食品医薬品安全庁（食薬庁）の現地調査の結果、「カッターの刃入りツナ缶」騒動を引き起こし
問題となったカッターの刃は、慶尚南道昌原にある東遠F&Bの工場で製品を生産する際、
機械が故障し、これを修理する過程で混入したものだということが分かった。
21日の食薬庁の発表によると、問題となった製品「東遠ライトスタンダード・ツナ缶150グラム」
が生産された昨年7月4日、昌原工場では生産ラインのコンベヤーを動かすベルトが切れ、
およそ32分間作業が中断した。
工場の職員が切れたベルトを修理する際、カッターを使用していたことが判明した。
この過程で折れたカッターの刃がツナ缶の中に入ってしまった、と食薬庁は結論付けている。
さらに、生産ラインで異物を探知するX線検査装置の性能にも問題があった。
缶を密封する直前にX線検査を実施するが、ツナ缶の中に紛れ込んだカッターの刃を発見でき
なかったのだ。
食薬庁が問題のカッターの刃（15ミリ×9ミリ）と同じ大きさの刃を用いて現場で直接実験してみ
たところ、異物が缶の内壁近くにある場合（缶体から9ミリ以内）、X線検査装置は異物を正しく
検知することができないことが分かった。
食薬庁は東遠F&Bに施設改修命令を出し、問題の製品と同じ日に生産したツナ缶16万7000個
（流通期限2014年6月29日まで）を全て回収するよう命じた。
食薬庁食品管理課のカン・ボンハン課長は、「今後は食品会社が消費者から異物混入の申告
を受けた場合必ず当局に報告することを義務付け、不正・不良食品の申告電話を活用するなど、
『異物管理総合対策』を練り上げていく」と語った。
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