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中国 記者排除後に鎮圧作戦か
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中国チベット自治区ラサの暴動発生後、衝突が周辺の四川、青海、甘粛各省のチベット族自治州に
拡大する中、中国当局は21日までに、外国メディアの記者をさまざまな手段で現地から排除し、
鎮圧作戦を実施しているもようだ。
インドに拠点を置くチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ十四世の亡命政府が18日、デモ参加者19人が
射殺されたと発表した甘粛省。3日前から甘南チベット族自治州につながる主要道路のいたるところで検問が
行われ、記者の進入を阻む。前日には州内で記者を見つけると、警察車両が州外に出るまで記者の車の後をつけた。
チベット民族が多く住む地区で厳戒態勢が続く四川省成都市のバスターミナル。省内のチベット族自治州へ
向かうバスの乗車券は、客が外国人と分かると上司が「外国人には売るな」と小声で指示し、販売員が
「すべて売り切れ」と返答。
旅行会社で車をチャーターして現地に向かおうと試みても「大雪で道路が通れない」と拒否され、当局が建前上
「取材は自由」と言いつつも、取材を妨害しようとする姿勢が透けて見える。
また大規模デモが発生した青海省黄南チベット族自治州でも、深夜に武装した警官がホテルの全部屋を回って
宿泊客の身分証をチェック。地元政府当局者は、記者にホテルからの外出を禁じ「市内全域で公務執行中だ。
すぐに退去しろ」と命令した。 (共同)
[ 2008年03月21日 10:43 速報記事 ]