08/03/21 01:10:46 vHOa5TlE
>>198
著者: 岡田 英弘著
漢族の絶滅】
・紀元2世紀(後漢時代)―景気過熱―都市住民の増加―食糧不足 → 黄巾の乱 → 後漢が滅び、三国時代へ
・〔黄巾の乱の半世紀後に書かれた魏の高官の報告書を見ると、当時の中国の総人口は乱以前の十分の一、
500万人足らずになってしまったとある。・・・人口がいちどに十分の一以下に減少した中国社会において、
まず起こったのが文化伝統の断絶である。中国における文化というのは、すなわち都市の文化であり、そして、
その都市の住民である漢族の生活ということである。つまり、三国時代の混乱は、都市文化を抹殺し、
漢族を絶滅させたのであった。〕(