08/03/20 16:34:42
中国製血液抗凝固薬で汚染物資を特定―FDA
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【ロサンゼルス19日宮城武文】
中国から輸入した血液抗凝固薬の使用で米国人の患者19人が死亡し、多数がアレルギー症状を
引き起こしたケースで、米食品医薬品局(FDA)は19日、輸入薬の中の汚染物質を特定したことを明らかにした。
FDAのジャネット・ウッドコック副コミッショナーは、抗凝固薬として用いられる輸入されたヘパリンの
製造過程で汚染物資が自然に混入したとは考えにくいが、偽造品が含まれていたとの見解を明らかにした。
同コミッショナーによると、ヘパリンには過硫酸化コンドロイチン硫酸塩が含まれており、この汚染物質が
問題の症状を引き起こしたという。過硫酸化コンドロイチン硫酸塩は栄養補助食品として使われているもので、
意図的にこの物質をヘパリンに混入したのかどうかについては調査中だとした。
中国製の食品や医薬品についてはその安全性が疑われるケースが多く、1年前の中国製ペットフード使用
によるペット死亡事件以来、米国と中国の両政府は安全基準をめぐるいくつかの合意を取り交わしている。
ヘパリンのケースについても、この合意に基づいて、FDAは調査に関して中国からの協力を得ているという。
ヘパリンは豚の腸から採取する製造方法が一般的で、中国はヘパリンの主要な供給国になっている。
2008/3/20 15:27