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鹿島港で座礁船長らに勧告
鹿島港で2006年10月、大型貨物船「オーシャンビクトリー号」と「エリダエース号」が相次いで
座礁した事故で、両事故の海難審判の裁決が11日、横浜地方海難審判庁であった。
二つの海難審判を担当した松浦数雄、清水正男両審判長はいずれも、「気象情報の収集が
不十分だったために、港外への荒天避難が遅れた」などと指摘。刑事裁判の被告に準じる
指定海難関係人で、オ号の董洪波船長(49)(中国国籍)、エ号のフェリーノ・トリニダ船長(48)
(フィリピン国籍)、エ号の船舶管理を行っている海運業「三徳船舶」(大阪市港区)に勧告した。
裁決によると、両船は06年10月24日午後、鹿島港で、暴風のため、港の外に避難しようとしたが、
オ号は強風と波浪で防波堤に衝突して座礁、二つに割れた。さらにこの直後、エ号は船底が
海底に接触し、操船できなくなった。
ソース:読売新聞 (2008年3月12日)
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