08/03/17 00:29:05
★チベット騒乱 4省540万人連動
【北京=野口東秀、矢板明夫、福島香織】「あいつら(デモ隊)は狂っている」。四川省の衝突で、現地の警官は
ロイター通信に話した。チベット自治区ラサでの騒乱と連動する形で抗議行動は各地に飛び火し始めた。
チベット人はチベット自治区を含め、四川、青海、雲南、甘粛などの各省にまたがる形で人口が約540万人と
されている。当局が厳戒態勢を敷いても広範囲にまたがる地域だけに騒乱の連鎖を未然に防ぐことは難しく、
暴動は一層の広がりを見せるとみられる。
チベット支援関連団体のサイトなどによると、四川省内のアバ・チベット族チャン族自治州内のアバ県(約6万人
の人口のうち9割がチベット人)のチベット寺院の僧侶ら数千人がデモ行進、「ダライ・ラマの帰国を」「自由を」と
叫んだ。デモ隊に武装警察部隊が発砲、僧侶を含む7人が死亡したという。
ロイター通信によると、アバ県では、チベット人約200人が警察署や店を襲撃、店や警察車両、トラックに放火、
警察官数人も大けがを負った。デモ隊らは火炎瓶や石を投げつけ、これに対し、100人を超える武装警察部隊
らは催涙弾などで鎮圧、5人を逮捕したと伝えられる。
同団体などによると、甘粛省夏河県でも15日、チベット寺院やその周辺で数百人規模の抗議行動が発生、
同じように治安当局は催涙弾などで解散させた。
--
チベット自治区のラサは16日も引き続き武装警察部隊が市内の交差点や寺院など要所を銃を手に警戒し、
封鎖区域は昨日より拡大しているようだ。ラサ在住のビジネスマンはフランス通信(AFP)に対し、「町は死んだように
静まりかえっている。わずかに子供や人々が出歩きはじめたくらいだ」と話した。
中国政府は現在、外国人のチベット自治区入りを事実上制限、ラサでは市民も外出できない状況が続いている。
外部から電話をかけても「故障」との理由で電話回線が切られる場合があるなど、情報の統制は続いている。
ラサ在住で比較的正確に情報を知る立場にあるチベット人女性が、インターネットのチャット形式を使って情報を
提供してきた。
それによると、抗議活動はチベット第2の都市シガツェなどにも拡大。5人の回族を除くとすべてチベット人市民と
僧侶らだという。「ラサの街は武装警官隊であふれている。私たちは大丈夫だが、バルコ(ジョカン寺近くの土産物街)
エリアの人たちは外に出られず食料が不足している」
また、僧侶の抗議活動の目的について「中国政府は漢族・回族のラサ移民計画を進めているが、僧侶らはこれを
やめるように要求していた」と説明。ダライ・ラマ独立分子の策動だとの中国当局の説明は、欺(ぎ)瞞(まん)に
満ちているとした。
(MSN産経)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
(関連スレ)
【チベット】中国・四川省でも死者7人か、ラサでは80人の遺体を確認と亡命政府~自治区以外にも暴動広がる[03/16]
スレリンク(news4plus板)
ほか