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「群衆に装甲車突入」…ラサ住民
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中国政府は暴動が発生したチベット自治区入りを事実上制限しており、暴動の詳細は明らかでない。
ラサ在住者に電話して聞いた。
チベット族男性によると、ラサ中心部では15日現在、周辺を公安や武装警察などが封鎖。
公安の車両が巡回し、交差点などには銃を持った武装警察官が立っており、外出できない状況という。
また、日本人男性によると、ジョカン寺(大昭寺)周辺の八角街にはバリケードが築かれ、周囲を封鎖。
14日よりも封鎖区域は拡大された。
チベット族男性によると、14日の暴動のきっかけとなったのは、当局の警備車両が群衆の中に
突っ込んだことだったという。
男性の同僚は同日午後3時ごろ、ジョカン寺の西にある金谷ホテル近くに展開していた装甲車4台のうち、
緑色の1台が群衆に突っ込み、市民が次々に倒れるのを目撃。
軍のトラックが倒れていた100人以上を収容して、どこかへ搬送して行った。
この後、怒ったチベット族たちが漢族の店などに焼き打ちをかける騒ぎに発展したという。
(2008年3月16日03時37分 読売新聞)