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「自首せよ」チベット情勢で治安当局 死者は10人、増える可能性も
【北京=野口東秀】中国のチベット自治区ラサで起きた僧侶らによる大規模騒乱で、
国営新華社通信は15日、死者が10人でいずれも市民が巻き添えになり焼死したと伝えた。
同自治区公安庁は、「無実の市民が殺害された」と当局による鎮圧の正当性をアピール。
国際社会の懸念が強まる中、自治区司法当局は同日、騒乱に関与した者に対し、
18日午前零時までに自首するよう通告した。
新華社電によると、死亡した10人には、ホテル従業員2人、商店経営者2人が含まれているという。
このほか、暴動で多数の警察官が重傷を負い、放火などにより40カ所で大規模な火災がおきるなど
計160カ所で炎が上がった。さらに、略奪が発生し、鉄棒や刀を持った者がいたという。
現地当局は市民に対し、自首すれば処罰を軽減する一方、自首を拒んだ者は厳罰に処すとし、
密告も奨励しているという。チベット自治区当局者は「暴動はダライ(・ラマ14世)集団が策動した。
十分な証拠がある」と批判した。
現地の市民は15日、産経新聞の電話に対し、「店やホテルや車やバイクなどが焼かれたが消火された。
落ち着きを戻したが、暴動はいつあってもおかしくない」と興奮した様子で話した。
同日も衝突が散発しているとの情報もある。
米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は同日、目撃者の話として、死者は「80人かそれ以上の
可能性もある」と伝えた。
一方、北京の日本大使館領事部によると、14日夜の時点でチベットでは団体旅行客ら最大で
47人の日本人が確認され、全員が無事という。15日午後には大部分が現地を離れ青海省などに向け移動した。
URLリンク(sankei.jp.msn.com)