08/03/09 10:47:36
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現在ソウル南山にある安重根義士の銅像は1959年に建てられ、かなり腐食した状態だ。鳥の糞にまみれ、
見るに耐えないときもある。/写真=チェ・スンホ記者
(2)銅像の再建
現在、南山の記念館横にある安義士の銅像は、1959年に建てられたもの。安義士が右手に太極旗(韓国国旗)を
持って立っている像だ。だが50年の歳月が経ち、腐食して傷が付いている。さまざまな鳥の糞にまみれ、見るに
耐えないときも多い。また、銅像の建立者が親日派の美術家だ、という非難にさらされたこともある。
こうした理由から「安重根義士崇慕会」は、記念館の新築に合わせ銅像も作り直そうと話している。崇慕会副会長の
金永光(キム・ヨングァン)元国会議員は、「安義士の銅像は、新しい記念館とも調和しなければならない。
新しい銅像を立像にするか、あるいは坐像にするかなどといった細部の問題を議論しなければならない」と語った。
新しい銅像は、安義士の肖像の標準を定める問題とも関係している。金副会長は「現在、安義士の肖像は5‐6種類ほどあり、
ばらばらだ。新しい銅像は、安義士の代表的な肖像の姿どおりに建立されなければならない」と話した。
本紙は、崇慕会が新たに建立を予定している銅像について国民の意見をまとめるなど、銅像建立作業にも参加することにした。
銅像の再建費用に関しては、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長が支援の意志を明らかにしている。
安義士の銅像は中国ハルビンにもある。崇慕会が2006年1月、義挙が成し遂げられたハルビン駅付近の公園の
広場に建てたものだ。しかし中国政府は、銅像の除幕式以降、像を布で覆って人目に触れないようにし、設置から
10日後には近所の百貨店の中に移してしまった。
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1970年にソウル南山に建てられた安重根義士記念館。安義士義挙100周年に当たり新築予定の記念館は、
この建物の後ろに建てられる予定だ。/写真=チェ・スンホ記者
(3)「ハルビン義挙」国際学術大会
崇慕会は、安義士の義挙99周年となる今年、韓国・中国・日本・ロシア・米国の5カ国が参加する国際学術大会を
開くことを予定している。また義挙 100周年となる来年に合わせ、安義士の一代記と関係する資料を整理した全集の
発行も推進中だ。学術大会の開催地としては、義挙の現場ハルビンあるいはソウルが検討されている。
崇慕会の関係者は、「国際学術大会の開催は、05年以来3年ぶり。義挙100周年に合わせ、白凡・金九(キム・グ)先生
のように、安義士の全集も10巻程度に整理する計画だ」と語った。
学術大会の焦点は、ハルビン義挙の意味と、安義士が唱えた「東洋平和論」に絞られるとみられる。
昨年、韓国の学術大会で安義士の母(白丁・チョ氏)から数えて5親等の子孫に当たるソウル大のチョ・ドンソン教授は、
「安義士の義挙は東洋平和のための殉国だった。北東アジアすべての人々に、安義士の平和思想を伝えなければならない」
と語った。金永光副会長もまた、「100年前と同じく現在においても、韓半島(朝鮮半島)を取り囲む北東アジアの情勢は、
依然として葛藤と対決の旧時代的状況を克服できずにいる」と述べ、チョ教授の主張に共感を示した。
本紙は安義士崇慕会が主催する国際学術大会についても積極的に支援することで、崇慕会側と合意している。
(4)義挙記念春川マラソン大会
本紙は毎年10月の最終日曜に春川マラソン大会を開催している。崇慕会と本紙は、2009年10月の春川マラソン大会を、
「安重根義挙100周年記念大会」と兼ねて開催することで合意した。春川マラソン大会には、1995年以降14万2000人余りの
一般人が参加している。なお、02年以降はフルコース(42.195キロ)のみ開催している。
安勇炫(アン・ヨンヒョン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS