08/03/06 12:37:01
家電チェーンの世界最大手・米ベストバイ(BESTBUY)はすでに北京事務所を閉鎖した。
国内大手の国美電器や蘇寧電器の大々的な拡張に比べ、「土地柄に馴染めない」ベスト
バイの中国展開戦略は苦境に陥っていた。
ベストバイ中国区本部は先週金曜日、北京国貿オフィスビルにある北京事務所を閉鎖した
という。同社中国区シニア広報担当・張振翼氏は、「北京からの撤退は会社の内部調整に
よるもので、北京で店舗を開設する計画は当面ない。閉鎖する事務所で当初予定されてい
た家電仕入計画も実現しないまま終った」と述べた。ベストバイは2006年に北京事務所を設
立、チェーン店舗の場所選定や家電製品の仕入を主な業務としていた。
ベストバイの中国でのチェーン店舗開設が不調続きだったことと対照的に、中国本土の家電
企業は日ごとに成長を続けた。この半年間で、国美電器は北京大中電器、山西北方電器
を次々と買収、また、山東三聯商社への株式参加も果たした。
国美のチェーン店舗は計1300数軒に達している。蘇寧電器も今年、チェーン店舗200軒の新
規オープンを計画しており、年末時点でのチェーン店舗数計800数軒を目指す。大中電器や
三聯商社などローカル家電チェーン店のクローズに伴い、ベストバイが狙いを定めることができる
「ターゲット」はもはや少なくなり、市場での発展チャンスはほとんど、国美電器と蘇寧電器に
よって持ち去られたといえよう。
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