08/03/05 01:13:39
<野球>李承燁、五輪予選控え“本音インタビュー”①②
URLリンク(japanese.joins.com)
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「僕は、ストレスの塊り」--。
国民的バッターの心の中はストレスでいっぱいだった。
新しいメンバーに会うのも、所属チームで4番のポストを守るのもすべてが悩みの種だと語った。
李承燁(イ・スンヨプ、32、巨人)の話だ。
彼は野球の韓国代表チームの一員として台湾にいる。7日、台中で開幕する北京五輪の最終予選を控え、
現地で汗を流している。3日午前のトレーニングが終わった後、記者は台中の市街地のある韓国レストランで
李承燁選手にインタビューを行った。彼は「いまだにファンから拍手をもらうのがとても楽しくて待ち遠しい」とし
「でもグラウンドから少しでも離れるとすべてがぎこちなく感じられて不安」と心境を語り始めた。
「日本での生活がすでに4年目だ。変に聞こえるかもしれないが、日本で暮らし始めてから性格が変わったようだ」
と話した。「前から知っている人には気楽にできるのに、新しい人に会うのはちょっとぎこちなくて面倒」だと告白した。
そのせいか「鼻が高くなった」という声をよく聞くようになった。昨年の冬、韓国のあるレストランでこんなことがあった。
「ご飯を食べているのに年配の人々が駆け寄ってきてサインをくれという。それで“申し訳ありません。
食べてから…”と言うと、彼らは振り向きざまに悪口を言い放った」
そう言いながら李承燁は「こんなふうにひどい悪口をよくいわれる」とし「僕が‘クール’じゃないからかもしれけれど
‘公人なので本当に大変だ’と思うことがある」と話した。
李承燁(イ・スンヨプ)は日本での生活もかなり孤独だと語った。「楽しいときもあるが本音で話せる相手が
いないのでさびしい」という。
「例えばチームの同僚である阿部(捕手)と僕は仲良しだ。でも食事をしているときにおもしろい話が出てくると、
全部を聞き取れなくて通訳(チョン・チャンヨンさん)に聞かなくちゃならない。通訳を通した会話に活気があるわけがない」
と言いコミュニケーションの問題も孤独さを感じる理由として述べた。
李承燁の口からはストレスという単語がとりわけ頻繁に出てきた。日本の野球選手にとっては憧れの的である
読売ジャイアンツの4番打者というポストも彼にとってはストレスの種だった。
「読売の4番はすなわち日本の4番打者だ。誉れ高いポストだ。だからこそ、相手チームの投手たちはどんな手段を
使ってでも‘巨人の4番に打たれてはいけない’という覚悟で攻めてくる」と語り、つらい心情を吐露した。
続けて「私が住んでいたマンションの向かい側にテレビの野球解説委員が住んでいた。そして(その人が)車に乗って
どこかへ行こうとすると誰かがずっと追いかけようとするので‘何故ついていくんですか’と尋ねた」という。
するとその追っ手は「すみません。李さん(李承燁)の車と勘違いしました」と言ったという。
しかし李承燁はこのようなストレスをグラウンドで解消するという。「僕は拍手と歓声がとても快感で幸せに感じる。
野球場で浴びる歓声ほど気が引き締まるものはない。外では難しいけれど野球選手、李承燁として我慢できる」と話した。
だからこそ今回の北京五輪最終予選にも参加したというのだ。
李承燁(イ・スンヨプ)は今後の希望も打ち明けた。
「以前は韓国で野球人生を終えたいとも考えていたが、戻るチーム(三星)にも事情があるし。力が落ちて招待選手
(ノンロースターインバイティー)として行こうが、でなければよい成績を出して行こうが、やっぱり米国で野球ができる
ことを望んでいる。大リーグならもっと良い」