08/03/03 18:05:16 BwjMpBPW
URLリンク(www2.odn.ne.jp)
一方、coreana、koreana、koraiensisなど朝鮮を意味する語のつけられたものもあるが、その数は約70種にとどまり、japonicaなどの4分の1にすぎない。
しかし、その命名者の8割以上は日本人学者、とりわけ朝鮮半島の植物を精力的に研究した東京帝国大学植物学科教授中井猛之進(1882-1952)
であることに留意しなければならない。先ほどのホームページ(リンク切れの場合はこちらを参照)では
、韓国国立樹木原生物標本室長李ユミ博士の談話として、
中井は朝鮮産植物でも日本にも分布するものはjaponicaと命名したとあるが、これは間違いである。
中井は朝鮮の植物だけでなく、日本本土や小笠原諸島の植物も広く研究していたのであり、
いずこの国の学者とは違い朝鮮産植物を基準標本としてjaponicaなどと命名するような無節操なことはしていない。
繰り返すが、japonica、japonicus、japonicumの冠する植物種はほとんど全て19世紀までに
欧州の植物学者によって日本で採集され、記載、命名されたのである(→日本植物学研究史を参照)。
それは命名者名を見れば明らかである。また、前述のホームページでは全く言及されていないが、
韓国に自生する植物で中国を意味するchinensis、sinensisなどを関したものも50種以上ある。
つまり、韓国に自生する植物には外国由来の名前が圧倒的に多いのである。
中略
これによると、韓国生命工学研究員の研究チームが新種のバクテリアを発見し、
これらに”独島”の名前をつけて国際登録したという。
付けた名前は”独島”だけでなく”東海”(韓国では日本海をこう呼ぶ)の名前をつけているのでさらに驚かされる。
その名前をあげてみると、新属種が2つあり、Dokdonella koreensis、Dokdonia donghaensisとなっている。
属名のDokdonella、Dokdoniaは”独島”の韓国音dokdoに
、種小名のdonghaensisは”東海”のdonghaeにちなむものである。
そのほかに新種としてVirgibacillus dokdonensis、Maribacter dokdonensis、Marinomonas dokdonensisを命名したという。
これだけにとどまらず更に新種検索を進め、Donghaea dokdonensis(新属種)、
Polaribacter dokdonensis、Porphyrobacter dokdonensis(新種)の登録を目指しているという。
これらが世界で認知されるには世界のいろいろな専門家による比較研究で認められなければばらない。
属レベルの新種が一挙に2つも発見というのはとにかく驚きというほかはない。
韓国の研究者は”独島”、”東海”の名前をつけてやろうという思い込みが強いので分類学的研究で
果たして冷静な判断ができたかどうか疑問に思う。
微生物は変異が激しく、異なる変異種(strain)でもかなり形態の異なることがある。
この学名が世界中に認知されるには多くの関門を乗り越えなければならないようだ
また韓国の植物学会の内状(長らく学会を支えてきた中井の弟子の大半はリタイヤし、
国粋主義的な若手研究者が台頭、支配しつつあるようだ)を考えるとその可能性はないとはいえない。