08/03/01 11:44:13
KAISTの教授が国際的な学術論文をねつ造した容疑で大学側から自宅待機命令を受けた。
KAISTは先月29日、生命科学科の金泰国(キム・テグク)教授が実験結果をねつ造して、国際
学術誌の『サイエンス』と『ネイチャー・ケミカルバイオロジー』誌に論文を掲載した事実が明らか
になり、所定の審議を経てこのような措置を下したと発表した。
KAIST生命科学科は先月12日、金教授の実験結果が疑わしいとの内部関係者の主張により、
5人の教授が金教授の研究内容を調査した結果、2005年に発表された『サイエンス』掲載の論文
と06年の『ネイチャー・ケミカルバイオロジー』掲載の論文がねつ造されたものだという結論に達し、
学校側に通知した。学校側は29日、金教授に対して3月1日付で自宅待機命令を下し、学術誌側
にもこの事実を通知した。
KAISTは「研究真実性委員会」で最終的な懲戒のレベルを決める予定だ。金教授は現在米国に
出張しており、3日に帰国する予定だ。
調査に参加したある教授は、「学生たちは各自が担当する実験を行い、金教授だけが実験全体
について把握していたことから、このようなねつ造が可能だったのだろう」と述べた。金教授は
ハーバード大とソウル大の教授を経て、2000年にKAISTにスカウトされた。他の学者に比べ斬新
なアイディアを持ち、学内でもその能力が認められている。金教授の実験室に入るために、学生
間の競争も激しいことから、同教授による論文ねつ造で学内に衝撃が走っている。
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KAIST(韓国科学技術院)の概要
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