08/02/28 12:24:04
◆ギョーザ問題で、公安省が会見「中国内での毒物混入の可能性は少ない」
中国製ギョーザによる中毒事件で、中国公安省刑事偵査局の余新民副局長は
28日、北京で記者会見し、「この事件は故意による案件である」と指摘したうえで、
中国国内で毒物が混入された可能性は極めて小さいとの見解を明らかにした。
公安省が同事件に関連して記者会見を開いたのは今回が初めて。
余副局長は、公安省が100人近い捜査員を投入して、原材料、生産過程、
輸送過程などを捜査したことを挙げ、「全面的で詳細な調査をしてきた。
われわれの認識では中毒の原因となったメタミドホスが中国国内で
ギョーザに混入された可能性は極めて小さい」と述べた。
余副局長はまた、ギョーザ製造元の「天洋食品」の従業員などにも捜査してきたと指摘
したうえで、「メタミドホスを混入させた容疑者は現在のところ、見つかっていない」と強調。
ギョーザの袋のメタミドホス浸透実験を行ったところ、「外側から内側に浸透するとの
実験結果を得た」と明らかにし、あくまで責任は中国側にはないとの見解を示した。
中国政府は、公安省関係者に加え、河北省公安庁や同市公安局が
特別捜査班を設置、数十人の捜査員が春節(旧正月)休みを返上し
捜査にあたってきた。
捜査では、「天洋食品」の従業員、さらに従業員の家族や友人関係などを調査。
同社に反感を抱く者、北京五輪を前に中国共産党に反感を持つ者、
反日感情を持つ者など従業員らの思想状況などを捜査してきたとされる。
写真:記者会見する中国公安省刑事偵査局の余新民副局長=28日午前、北京市内
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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MSN産経ニュース 2008年2月28日11:49
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