08/02/28 11:51:11
この冬、日本海沿岸を中心に大量のポリ容器が漂着している。2月、秋田や山形など東北地方
でも流れ着いているのが見つかった。環境省のまとめではその数、14府県で約2万3000個
(22日現在)。中には強酸性の液体など劇物が残されている容器もあり、皮膚や衣服に付くと
やけどなどするおそれがあるという。「これだけ大量の漂着物は記憶にない」と秋田県の関係者。
このポリ容器。どこから、なぜ流れ着いているのか。(宮原啓彰)
これまでに東北沿岸で見つかったポリ容器は、秋田の3816個(25日現在)を始め、青森472個
(22日現在)▽山形1515個(同)。秋田ではpH 2.2の強酸性の液体など劇物入り容器が7個
確認され、山形でも濃塩酸入りの容器1個が見つかった。「濃度などから工業薬品の可能性が
高い」(秋田県環境整備課)という。
また「過酸化水素」と表記してある容器から塩酸が見つかったケースもあり、安易に触れないよう
注意を呼びかけている。
環境省によると、確認されているだけで容器の4分の1近くにあたる約5500個にハングルの表記
があった。
「日本海は海流が複雑で(どこから流れているか)一概に言えない」と気象庁は慎重に言葉を選ぶ。
だが、「韓国と対馬の間を流れる対馬海流の影響で、日本海には西から東への大きな流れがある」
という。
また、ポリ容器の大量漂着は過去にもあったがその季節はいずれも冬。同庁は「冬は日本海側
から沿岸に向けて、北西の季節風が吹くため海上の漂流物が着岸しやすい」とする一方、
「それだけで説明できるかといえば…」と言葉を濁した。
◇
一方の環境省では「これだけの大量の漂着物が、短期間に流れ着くのは不自然。人為的な要因
によるものと考えざるを得ない」。
そこでクローズアップされたのがノリの養殖だ。同省の調べでは、ポリ容器の大量漂着は平成
11年ごろから始まった。海苔(のり)産業情報センター(福岡県)によると、韓国産ノリの欧米への
輸出はここ10数年で急速に拡大、それに伴い漁場も広がったという。「韓国の正確な生産力は
資料が存在せず分からないが、現在は年100億枚程度の生産が可能ではないかと思う」と同
センター。
ソース:Yahoo!/産経新聞
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