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【書籍】 「武侠小説は東洋的情緒を盛る器」~韓国武侠小説を起源で分類「韓国武侠小説史」[02/22] - 暇つぶし2ch1:蚯蚓φ ★
08/02/23 23:04:04

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「韓国武侠小説史」発行したイ・ジンウォン教授

「低級な大衆文学だ。千編一律だ。男性の専有物だ…。」

武侠小説にさらにかぶせられた偏見は多様だ。特に「武侠小説は中国もの」という考えは根深い。そ
れによれば韓国武侠小説は中国ものを模倣した亜流に過ぎない。「中国の影響をたくさん受けた、と
言っても韓国武侠小説は、私たちが作り出した厳然な私たちのもので、韓国的ファンタジーの世界を
盛った器です。21世紀を主導する文化コンテンツとして、私たちの武侠小説の価値を再発見しなけれ
ばなりません。」

イ・ジンウォン韓国芸術総合学校伝統芸術院助教授(40・写真)が「韓国武侠小説史」(図書出版蔡倫)
を出した理由だ。この本はこれまで断片的な整理水準にとどまった韓国武侠小説の歴史と現況を体系
的に整理した。特に武侠小説を私たちの伝統を持った韓国的武侠小説、中国武侠小説体系を取り入れ
た中国式武侠小説、日本の忍者小説及びサムライ小説を参照した日本式武侠小説に分類した。李教授
は「韓国的武侠小説の特徴と起源を糾明しようと努力した」と明らかにした。

中国は武・侠・奇・情を含む武侠小説の起源を唐代の戦記小説に求める。香港の有名な武侠小説家、
金庸も唐代の「叫髯客伝」を武侠小説の嚆矢と見る。ところが「叫髯客伝」に出てくる叫髯客は淵蓋
蘇文(ヨンゲソムン)だという指摘があると李教授は説明した。「国史の中にも武・侠精神が生きて
います。中国は司馬遷の‘史記’の中で‘遊侠列伝’や‘刺客列伝’でまで武・侠を求めているのに
私たちのものと言うのがないですか。」

李教授は朝鮮王朝実録や文集の中の伝は、朝鮮後期古典小説の‘謝角伝’や最初のハングル小説であ
る‘洪吉童伝’、壁初・洪命熹(ホン・ミョンヒ)の‘林巨正’などに武侠小説の萌芽を捜し出した。
彼は「よく金光洲が台湾作家ウィジムンの‘劍海孤鴻’を京郷新聞に翻訳・連載した‘情侠誌’
(1961年)を我が国の武侠小説の嚆矢と見ているが、その時期を繰り上げなければならない」と主張し
た。1930年代‘中国外派武侠伝’のような新聞連載小説が最初の現代的な中国式武侠小説で、最初の
韓国大衆小説と評価を受ける尹白南(ユ ン・ペクナム)の‘大盜伝’を最初の本格的な韓国的武侠小
説と見なければならないというのだ。
(中略)
「武侠小説はもはや陰気な貸本屋から出て多様に細分化されています。金庸の武侠小説が英語に翻訳
され、「臥虎蔵竜」のような映画が作られるほど、西洋では東洋的ファンタジーとして受け入れられ
ています。私たちの武侠小説資料をデータベース化して研究しなければなりません。」武侠小説は東
洋的精神を盛る器だ、と強調した李教授は「不足な部分が多いこの本が今までタブー視されて来た武
侠小説研究の出発点になったらと思う」と付け加えた。

〈文:金ジンウ・写真:金ムンソク記者〉

ソース:京郷新聞(韓国語)[この人]“武侠小説は東洋的浄書を盛り出す器
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