08/02/23 18:26:59 WhR5aM9c
>>635
日本の軍事力拡大は中国にとって深刻な悩みである。日本は2012年に
憲法第9条を廃止し、ミサイル防衛システム構築を決定する。それは、
日本が単独で中国に対抗する準備である。日本海軍は南シナ海の深海
やマラッカ海峡の西側ですら-そこではインド海軍との共同行動が頻繁
に行われる-活動することになる。
この軍事的に強大で米国に抑制されず、アジアや世界の安全保障に
野心を持つ日本は中国政府の批判のプロパガンダの対象になり、
中国で反日感情が高まる。
●米韓同盟終焉後の南北朝鮮関係 David C. Kang asia policy, number 5 (january 2008), 25?41
この小論では、韓国の対北朝鮮政策の選択枝、北朝鮮が経済改革や
開放的外交政策を採るかどうか、中国の対朝鮮半島政策の変化の
三つの点に注目し、冷戦への回帰と注意深い関与政策の継続という
二つのシナリオを取り上げる。
□要旨
・米韓同盟消滅後の韓国は相互依存に重点を置くことになる。
韓国のエリートや大衆の北朝鮮や米国に対する意見は複雑である。
韓国は北朝鮮の核実験後でさえ、そして過去5年間に渡って南北関係が
低下し続けたにも関らず、関与政策を継続した。その最大の理由は、
韓国は米国の政策が朝鮮半島を不安定化させていると考えたからである。
・北朝鮮の軍事力・経済力は冷戦後弱体化しており、韓国に対する活発な
不安定化工作を再開することはないだろう。
・朝鮮半島の不安定化は中国にとって有益ではない。中国は北朝鮮の
半島不安定化工作を容認したり支持したりすることはないだろう。
□政策への影響
・対北朝鮮政策の一致によって米韓関係は改善している。この小論では
最悪の場合のシナリオ(冷戦への回帰)を提示したが、米韓両国の確固
とした政策によってそれは回避される。
・2008年の大統領選挙後も韓国は北朝鮮への封じ込め政策を支持しないだろう。
進歩派と保守派の両候補は細部に差はあれ、関与政策を支持している。
・韓国国民は引き続き米韓同盟を支持しており、在韓米軍も堅固であるが、
米韓同盟は冷戦時代ほど重要な役割を果たさなくなるだろう。
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