08/02/13 23:36:28
「食の安全」中国よりインドにご注意
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成田のホテルでこのコラムを書いている。明日から2カ月ぶりのインドである。
日本はまだまだ寒いが、南インドはすでに30度を超える暑さになったようだ。
今回は1週間で帰国するが、家には帰らず成田で乗り換えてすぐに大連に行く予定だ。
その話を友人にすると、「大連では食べ物に気をつけて」と言われた。
(竹田孝治のインドIT見聞録)
中国の「食の安全」が問題になっているので親切に言ってくれているのであろう。
しかし私からすると、中国の食は安全で美味しいと思っているので、不思議でたまらない。
もちろん何でも安全という意味ではない。アジアの中では中国は外国人には相対的に
安全だと考えている。
今回の餃子の問題は「食の安全」問題ではなくて犯罪であろう。以前に段ボール入り肉まんが
騒がれたが、中流以上の中国人なら北京の場末の屋台で食事をすることはない。
昨年、北京で賑やかな屋台を見かけて食べたくなったが、案内してくれた中国の友人に止められた。
一方、中流以上の現地の人で賑わうレストランなら美味しいし、問題に遭遇したことはない。
しかも安いときている。「中国だから」ではなくて、店の選択さえ間違わなければ問題はない。
しかしインドは別だ。昼間は4スター以上のホテルで食べるようにしているが、それでも危ない。
水が危ないということは知られているが、水だけではない。腐った食材でも平気で料理に使うし、
作った料理はなくなるまで何日でも出し続ける。これで問題が起きないわけはない。
私の技術者研修の仕事で、よくレストランの関係者と話をする機会がある。食品衛生の事実上の
国際標準であるHACCPの話もするが、プロのレストラン関係者がHACCPという言葉さえ知らない。
どうやら安全性という意識がない。だから日本から来たお客様に食事を出すときは、私は常に
真っ先に食べる。全ての料理を一口ずつ食べて、もっと言うと毒味をしてからお客様に勧める。
その反動からか、夜はいつも安心な店で旨い刺身を食べている。
自分で料理しようにも、野菜は農薬まみれ。洗おうと思っても、大量の安全な水を確保するのが
大変である。今回ギョーザで問題になった中国の食品工場もHACCP認証工場ということだが、
少なくとも「食の安全」に関しては、中国はインドより10年進んでいるであろう。「中国産だから危険」
という今の風潮はいかがなものか。中国でもインドでも、そして日本でも、自分の口にするものは
自分で選択するしかないのだから。
以降略
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