08/02/11 13:52:13
北韓が自主開発、去る2004年から最近4年間で12回発射実験を実施した射距離120KmのKN-02新型
地対地ミサイルを米国防当局が‘毒蛇’と命名したことが10日確認された。
米軍はそれまで北韓が新しいミサイルを披露するたびに初めて発射実験をした場所の名前をとって
テポドンミサイル、ノドンミサイルなどに命名してきたという点から、蛇の一種である‘毒蛇’という‘背筋が
ゾッとするような’ 名称を使った背景に関心が集まっている。
ワシントンのある軍事消息筋は「最近米軍当局と協議の過程で米軍側が北韓の新型ミサイルである
KN-02地対地ミサイルを‘毒蛇’と呼ぶことにしたという説明を聞いた」「北韓新型ミサイルの危険性に
対する強力なメッセージが込められていると理解した」と話した。
去年4月北韓軍のバレードで公開的に初めて披露されたKN-02新型地対地ミサイルは北韓が旧ソ連の
移動式短距離地対地ミサイルであるSS-21を改良したものだ。
このミサイルはそれまで北韓がアメリカ、日本を狙って開発した中・長距離ミサイルであるノドン、テポドン
ミサイルとは違って射距離が120kmのため軍事専門家たちはこのミサイルが韓国を狙ったものだと見て
おり、首都圏はもちろん駐韓米軍基地が統廃合移転される平沢（ピョンテク）まで打撃することができると
評価した。
バーウェル・ベル駐韓米軍司令官は去年春に米上院軍事委聴聞会で北韓の新型地対地ミサイルの
危険性を指摘したのに続き去年7月2日北韓の新型ミサイルが‘韓国攻撃用’だと言及したことがある。
北韓は去る2004年1発、2005年5発、2006年と2007年にそれぞれ3発など計12回のKN-02新型ミサイル
発射実験を実施して、それまでの時間を勘案すれば北韓は実戦配置も終えたと観測されている。
特にKN-02新型ミサイルは同じ弾道ミサイルであるスカッドB/C、ノドンミサイルより正確度が高まり、
北韓ミサイルの中で初めて固体燃料を使うことで発射所要時間が大きく短縮されて韓国軍及び駐韓米軍に
相当な脅威となっていて、軍当局が対策作りに没頭していると知られている。
この消息筋は「液体燃料を使うスカッドB.Cミサイルの場合発射準備に最少限30分以上かかって、事前に
発射兆候を捕捉、備えることができるがKN-02は移動式の上に最短5分で発射が可能で事前に対応措置を
講じにくい」と指摘した。
それだけでなくKN-02は弾頭重量が500kgで一般爆弾はもちろん化学弾頭を搭載できることが分かって
韓半島有事時北韓が開戦初期に攻撃武器として使う可能性が大きいと軍事専門家たちは見通している。
米軍側は‘毒蛇’など北韓のミサイル攻撃に備えるためには韓国にもミサイル防御（MD）システム構築が
必要であると、日本のように米軍と共同でMD体制を構築することをそれまで非公式チャンネルを通じて
要求して来たことが知られている。
別の消息筋は「北韓のミサイル攻撃に対応する方法では攻撃兆候を予め捕捉して先制攻撃したり、飛んで
来るミサイルを要撃する方法がある」と米軍はMDが北韓のミサイル攻撃に対応する効果的な方案だと思って
いるようだと明らかにした。
これに伴い米軍当局は早いうちにイ・ミョンバク政府出帆を契機に韓国側にMD共同構築方案に対して公式
提案する可能性があるという観測も出てきている。
▲聯合ニュース（韓国語）2008/02/11 06:02
美, 北 신형 지대지미사일 `독사' 명명
美,北新型地対地ミサイル `毒蛇' 命名
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