08/02/09 19:34:32
日韓漁業協定で定めた日本海の暫定水域に隣接する排他的経済水域(EEZ)で、
韓国密漁船が投棄したとみられる大量の漁具が回収されていたことが分かった。
全国底びき網漁業連合会などが行っている海底清掃の状況を水産庁がまとめた。
カニの好漁場の同水域では暫定水域を越え密漁をする韓国漁船が後を絶たず
同庁や海上保安庁の取り締まりを逃れた密漁の実態が浮き彫りになった。
水産庁によると、暫定水域に隣接する日本のEEZの海底清掃で回収された投棄物は
平成12~19年の8年間で計約5228トンにのぼった。
うちズワイガニ漁などに使う刺し網が2015トン、バイ貝やカニを捕獲するバイかごが902トン。
日本の漁船は刺し網漁をせず、バイかごも日本で使われている規格とは異なっており
韓国漁船が使っているものだという。
いずれも密漁中に逃走し、漁具を海底に不法投棄したとみられ、回収した刺し網は、
長さにすると東京~福岡の2・5往復分に当たる4535キロメートル、バイかごは
30万796個で積み上げた高さは富士山約20個分という。
水産庁では12~19年の8年間に違法操業などにより123隻の韓国漁船を
摘発している。
また暫定水域周辺の山陰沖で韓国密漁漁具を年間30件程度押収しており、
12~19年の8年間の漁具の押収件数は計183件にのぼった。
しかし、海底から密漁船が残した大量の韓国漁具が回収されたことで、
摘発は氷山の一角だったことが明らかになった。
水産庁では「韓国政府に違法操業に対する措置を求めていくとともに、
海上保安庁との連携をさらに強めて取り締まり強化を図っていきたい」としている。
写真:引き揚げられた韓国製の漁具(水産庁のホームページから)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
■暫定水域
竹島の領有権問題が解決し日韓の排他的経済水域(EEZ)が画定するまでの間、
漁業について両国の民間漁業者が協議しながら共同利用する水域。
平成11年に日韓漁業協定が新たに締結された際に取り決められたが、
同水域は事実上、韓国漁船が独占している状態。
さらに水域を越えて日本のEEZ内での違法操業もひんぱんに行われており
問題になっている。
MSN産経ニュース 2008.2.9 18:55
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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