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タイ警官ギャング団、誘拐など被害者50人超か
2008/2/ 7 (17:33)
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【タイ】
タイ人女性実業家一家の誘拐事件をきっかけに、国境警察官のグループが麻薬所持のでっち上げ、
誘拐、強盗、暴行、恐喝などを繰り返していた疑いが強まっている。無実の罪で投獄され財産を奪われる
などした被害者は50人以上に上る見通しで、警察は2月6日までに、警官17人、一般人6人を逮捕、
警官5人を含む6人を指名手配した。
調べによると、犯人グループは、麻薬捜査と偽り女性実業家の家族が住むバンコク都内のマンションに
押し入り、女性(42)と息子2人(10、 15)を誘拐。息子に暴力を加えるなどして、女性に銀行口座から現金
870万バーツを下ろさせ、金を奪った後、1月22日に3人を解放した。
女性の被害届を受け、バンコク首都警察の警官約30人が同25日、犯人グループのアジトである
バンコク都内パホンヨーティン通りのアパートを急襲し、12人を逮捕した。容疑者の警官の映像が
テレビで放映されたことをきっかけに、同じグループに誘拐されたり強盗に遭った被害者がタイ各地
で警察に訴え、被害届けは2月6日までに、強盗、恐喝など45人、麻薬所持のでっち上げによる投獄8人、
殺人2人に上っている。
タイでは警官が殺人、誘拐、麻薬売買、違法賭博、売春などの組織犯罪に関わるケースが多い。
昨年4月には今回と似た手口で米国人ビジネスマンがバンコクのマンションから誘拐され、
バンコク・ルムピニ署の幹部警官らが逮捕された。警官がけんかや逆恨みなどから発砲する事件も
多発している。2004年には西部カンジャナブリ県を旅行中の英国人男女が、女性を口説こうとした
警官を追い払い、この警官に2人とも射殺された。今年1月6日には、北部メーホンソン県パーイで
カナダ人の男女が警官に撃たれ、男性が死亡、女性が重傷を負った。昨年4月にはバンコクの
カオサン通りの飲食店で警察中尉が若者グループに発砲し、4人が死傷。10月にはバンコク・バーンイカン署
の警察少尉が上司の副署長を口論の末、署前の路上で射殺した。