08/02/08 09:27:40
兵庫県加西市が韓国の大手電機メーカー・サムスン電子グループと連携し、家庭で不要になった
てんぷら油などからバイオディーゼル燃料を製造することになりました。燃料は加西市を走る
北条鉄道で列車の燃料などとして利用するということです。
菜の花で走る阪急バスに、天ぷら油で走る京都の路線バス。
最近ではバイオ燃料も珍しくはなくなってきました。
そんな中、兵庫県加西市と韓国の大手電機メーカー・サムスン電子の日本法人「日本サムスン」が
廃食用油のリサイクル事業で提携することになりました。
計画では、市内の家庭や飲食店から回収した使用済みの食用油でバイオディーゼル燃料を精製し、
市の公用車や北条鉄道の燃料に使おうというものです。
「地球環境や温暖化対策の上では大きな意義のあることだと思います。このような官民連携環境の
分野でも広がっていくことが大事」(加西市・中川暢三市長)
日本サムスンは、京都議定書で認められた排出権取引に基づきCO2の排出を削減する方針で、
バイオ燃料の積極的な導入を進めようとしている加西市と思惑が一致しました。
サムスンはバイオ燃料の製造装置のリース代を6年間でおよそ1,200万円負担するということです。
「日本サムスンの社員達が環境意識を高めるチャンスになる」(日本サムスン株式会社・方常源 常務取締役)
日本サムスンが自治体と連携するのは初めてです。
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