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「大気汚染の北京五輪マラソンは大変」世界トップランナー
2008.2.4 15:59
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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北京体育大学でスポーツ用品メーカーのイベントに参加し、学生を指導するゲブレシラシエ(右手前)=4日(撮影・川越一)
【北京=川越一】
陸上マラソン男子の世界最高記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ(34)=エチオピア=が4日、
北京の大気汚染と気候に懸念を示し、北京五輪でのマラソン出場に慎重な姿勢を示した。
ゲブレシラシエは同日、アテネ五輪女子二百メートル金メダリストのベロニカ・キャンベル(ジャマイカ)や
男子百メートルの元世界記録保持者、モーリス・グリーン(米国)らとともに、北京体育大学で開催された
スポーツ用品メーカーのイベントに参加した。
北京五輪への出場は約束したものの、「一万メートルに出るのか、マラソンに出るのかは、まだ決めていない」
と逡巡(しゅんじゅん)する胸を内を明かした。理由は2つ。深刻な大気汚染と高温多湿で知られる夏の北京の気候だ。
「北京でマラソンを走るのはとても大変なことだ。42キロ、2時間以上だよ。正直言って走るのはとても困難だ。
歩くことだって難しい。大気汚染の問題はとても重要だ。五輪期間中だけじゃない。ここに住む人々にとっても苦難だ」
ゲブレシラシエは30度を超す気温にも言及。
「誰が走ると思っているんだ。われわれは人間だ。気温は恐ろしいほど高い。要望としては朝の6時にやってほしい」
と述べた。
一方で、北京で五輪を開催することは、世界の他の地域に向けて環境問題の重要性を喚起する機会になると主張。
今後、2カ月の間に、マラソンに出場するか否かを決定するという。