08/02/05 13:56:47 8I/xWRH2
>>164
【韓日刑法犯の比較研究Ⅱ 放火及び強姦 P.213～ 方華磨著 1977法文閣書院刊】
近年まで日本家屋は地震対策のため木造構造が殆どであった。
そのため屋根を瓦葺にしても基本的な火災に対する脆弱性を克服することは困難で、
一旦火災が起こると広範囲が延焼し人的物的損害が極めて多くなるため、放火罪は単純な殺人よりも悪質な犯罪とされていた。
朝鮮半島では首都京城でも木造藁葺き家屋が殆どであり、火災に対する脆弱性は日本以上であったが、元々燃えて困るほどの財産は存在せず、
人間以下の存在とされていた白丁や良民の命は無価値であった。
また官吏にとっては、対立派閥の出身者は勿論、自己の親族であっても働きもせず寄生するしか能のない両班は実は厄介者であった。
そのため朝鮮では放火という犯罪は実害が少ないものとされ、検挙されてもその刑罰は極めて軽微であり、特に官吏の関係者が犯人であった場合には、
死んだ白丁良民と同数の白丁を地方政府の官吏に賠償として献上すれば罪に問われないものとされた。
また下手人が白丁良民の場合には、有罪か無罪かまたその罪責如何と無関係に担当官吏の個人的裁量で判決が下され即時執行されていたため、
そもそも放火を含め特定の犯罪を重罪として取り扱うという観念が極めて薄かった。
日帝強占36年の間は、放火を重罪視しないという李氏朝鮮時代の高度に発達した人権思想が圧殺されたばかりか、有能な司法警察と公平な裁判所という、
民族の伝統を無視した悪弊が持ち込まれたため、放火を重大犯罪扱いするという時代錯誤な刑事司法が一時期にせよ広まったが、
朝鮮民族の伝統的良風に反するものであったため、日帝からの光復後速やかにこのような悪弊は払拭されるに至った。
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放火を重罪扱いするのは人権侵害ﾆﾀﾞ