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【日経/コラム】「とりあえず中国進出はしてみた」という日系企業へ[01/30] - 暇つぶし2ch1:ニライカナイφ ★
08/01/31 13:17:41
◆「とりあえず中国進出はしてみた」という日系企業へ

昨年は、中国製品が世界にさまざまな話題を提供しましたが、
中国国内は相変わらずイケイケドンドン。上海市の不動産価格は急騰。
今や1平米が3万元もしています。

この数字だけですと、ピンとこないかもしれませんが、日本の感覚に直すと、
100平米(約30坪)のマンションを買うのに、300万元ということです。
1元は現在のレートに換算すると15円ですから、4,500万円相当にあたります。
日本と中国の物価水準を考えると約4倍から5倍の開きがありますので、
30坪のマンションを2億円から2億2千万円で買うようなものと考えてください。
どう考えてもクレージーだと思いませんか?

「いつかバブルの怖さを経験することになりますよ」と中国人に言うと、
「中国ではバブルなんてありえない」という返事。
全ての財産を投げ打って、不動産と株につぎ込むのは、
彼らの国民性のなせる技です。

しかし実績面に目を向けると、昨年もGDPは10%を超え、景気はすこぶる好調。
特に今年は北京オリンピックが開催されるとあって、この過熱景気を抑えるのは
至難の業のようです。
私の次男は、現在、北京語元学院大学に留学していますが、
昨年9月宿舎を突然退去せよと言われました。
「何でやねん?」と息子が聞くと、「これから、オリンピックの宿舎を作るんだ」。
オリンピック開催まで1年を切っているのにですよ。

そんな、景気に沸き上がる中国のなかで、日系企業の状況はそれほど
順風満帆ではないようです。
これまでは、中国ブームというバスに乗り遅れないようにと必死に進出してきた
日系企業ですが。とりあえず進出はしてみたものの、遅々として現地化は進まず。
生産性は向上せず、品質の向上もがなかなか進まない。
その上、中国人スタッフとなかなかコミュニケーションが取れずに
フラストレーションを溜めている会社が多いのではと思います。

我々は従来、会計・税務、人事・労務面で日系進出企業をサポートして来ましたが、
この状況を見るに見かねて、経営支援部を立ち上げ、経営のサポートも始めました。
私たちのキーワードは、中国人スタッフとのコミュニケーションと業務の2S運動。
こんな簡単な事で企業が良くなるのと疑心暗鬼かもしれませんね。

しかし、製品完成までの工程(仕組み)を中国人にしっかりと教え、
業務のたな卸しを行い、その業務が本当に必要か不必要かを
彼らと一緒に検討するという2S運動を推進しただけで、
彼らのやる気はみるみる変わり、会社の様子が一気に変わっていきます。

「要」「不要」(ヤオ、ブヤオと言います)という2S運動を取り入れながら、
経営の改善に取り組んでみてはいかがでしょう。
「この在庫、要るのか要らないのか」「この工程は、本当に要るのか要らないのか」
「あんたは要るのか要らないのか?(これは冗談!!)」

今年は、労働契約法、企業所得税が変わり、更に日本のJ-SOXの影響で、
ますます忙しくなりそうです。

(株)マイツ 池田公認会計士事務所 池田博義

日経ベンチャーonline(税・会計・法務の羅針盤) 2008/1/30
URLリンク(nvc.nikkeibp.co.jp)


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