08/01/26 04:00:42 DmA4nml4
核ミサイル
(軍縮時代でも、いっこうに減らない困った理由)
米ソの冷戦構造は崩壊してから、核保有国の間では核軍縮
が着々と進められている。しかし、その一方で、既存の核保有国以外が
原爆製造を進めているといわれている。
原爆を持とうとしている国は、いわゆる先進国ではない。
一般的に、国民の生活が苦しい開発途上国である。
そういった開発途上国は、近隣国との紛争が頻繁に起きる。
また、国内でも地域紛争が起こり、非常に不安定な国情のところがおおい。
そこで、核爆弾を保有して威嚇、
あるいはここぞという時の決定的な武力にしようとしているのだ。
ただし、原爆製造を進める理由はそれだけではない。
実は、原爆は製造コストが非常に安く、開発の技術があり
核爆発に必要な放射性物質さえ手に入れば、
1個あたり1000万円もかからずに作れてしまうものなのである。
つまり、先進国でなくても十分製造可能なのである。
ちなみに、湾岸戦争時にアメリカが使った巡航ミサイル
トマホークは1個の値段が1億7500万円。
ミサイル本体はコンピューター装備で
標的から50メートル以内に確実に着弾するという機能があるために
このような高価なものとなってしまうのだ。
こういった最新鋭兵器を開発途上国は開発することも
それを製造するお金も持っていない。
そのため原爆を持とうとするのである。
だが、先進国は核軍縮を進めている。
それは冷戦構造がなくなったこと以上に
原爆などの核爆弾の保管費に莫大な費用がかかるためだ。
もしも、自国内で間違って爆破でもしてしまったら大変なことになる。
先の国々はそんなことは考えていない。
現状の政治勢力を維持するのが精一杯で
そこまで考える余裕がないのである。
世界が核の脅威から逃れられる日は、残念ながら
まだまだ遠い先のようだ。